ブラジルのデジタル銀行Nubank、米国でIPO申請

ブラジルのデジタル銀行Nubank、米国でIPO申請

ブラジルのデジタル銀行であるヌーバンク(Nubank)の親会社ヌーホールディングス(Nu Holings)が、新規株式公開(IPO)申請を米国証券取引委員会(SEC)とブラジル証券取引委員会(CVM)へ行ったことが10月27日に分かった。

株式公開はSECとCVMがそれぞれの審査プロセスを完了したあと、市場やその他の条件に応じて開始される予定だ。

ヌーバンクは、6月にウォーレン・バフェット氏が会長兼CEOを務めるバークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)から約550億円を調達した。その時の企業評価額は約3.4兆円だった。

既存の投資家には中国テック企業のテンセント(Tencent)や米国VCのセコイア・キャピタル(Sequaia Capital)などが存在している。

ヌーバンクはデジタルバンキングプラットフォームの運営やクレジットカードの発行などのデジタル銀行事業を運営をしている。そしてヌーバンクはデジタル証券企業のイージンベスト(Easynvest)を買収し、デジタル証券領域への参入もしている。

また2021年中にヌーバンクのユーザ数は4,000万人を超えており、年始からの5カ月間は1日あたり4万5000人以上のペースで新規顧客が増加したとのことだ。

参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio・Oleksii-Liskonih

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

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