ナイジェリア、中銀デジタル通貨「eナイラ」ローンチ

ナイジェリア、中銀デジタル通貨「eナイラ」ローンチ

ナイジェリア中央銀行が、同国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)「eナイラ」を10月25日ローンチした。

各国におけるCBDCの運用開始は、昨年10月にローンチされたバハマ中央銀行の「サンドダラー」、カンボジア中央銀行の「バコン」に続き「eナイラ」が3例目となる(すでに運用されているが本格始動ではない中国のデジタル人民元除き)。またアフリカ地域では初のCBDC導入となる。

ナイジェリア国民が「eナイラ」を利用するには、まずウェブサイトからウォレットアプリをダウンロードしKYC(本人確認)情報を登録する必要がある。なおアプリについてはアンドロイド版とiOS版共に用意されているとのこと。またユーザーの口座保有状況や支払い能力によって1日の取引制限などの使用条件が4段階で分けられているという。

また企業による「eナイラ」利用については、ウォレットダウンロードの上、銀行からの招待コードの入力と、KYC情報の登録が必要となるようだ。

関連ニュース

ナイジェリア中央銀行、2021年中にCBDC発行

参考:ナイジェリア中央銀行eナイラ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/bodrumsurf・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

Sponsored

イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2(L2)スケーリングソリューション「リネア(Linea)」が、同ネットワークをサポートするスイス拠点の非営利団体「リネアアソシエーション(Linea Association)」の設立と、2025年第1四半期にガバナンストークンLINEAの発行予定を11月13日発表した