chaintope、ブロックチェーンでの大量データ処理技術の特許取得
chaintope(チェーントープ)が、同社開発「Tapyrus(タピルス)」ブロックチェーンにおける、大量データ処理問題を解決する技術の特許取得(特許番号:特許第6943393号)を10月25日発表した。
この特許技術では、トレーサビリティシステム上で個品管理する商品情報の様に膨大なデータを経路に合わせて集約(コンテナ化)・圧縮し、同じ経路の通信トラフィックを効率化しつつ集約された数千個以上のデータをブロックチェーン上に記録する事が可能とのことだ。chaintopeは、この技術を活用することでネットワーク上のトラフィックを抑え、大容量のストレージリソースを持たずともブロックチェーンネットワークへの参加が容易となるとしている。
なおこの特許技術を「Tapyrus」で用いることで、これまでと比べて98%超のデータサイズ圧縮が実現したとのことだ。
グローバルサプライチェーンにおいてトレーサビリティ技術を基本とした様々なユースケースは大量なデータを扱うことになるが、そのような場合に「Tapyrus」を用いることにより効率的なデータサイズでユースケースが実現でき、ブロックチェーンを用いたオープンかつセキュアな環境を構築することが可能だと同社は発表している。
トレーサビリティに関して、chaintopeは九州農産物通商株式会社らとシャインマスカットなど地産フルーツのトレーサビリティ実証を9月に成功させている。そしてchaintopeは福岡県飯塚市と行政文書のデジタル化、九州工業大学と履修履歴証明のデジタル化に関しても実証実験を行っている。
またchaintopeは今年10月にANRI、Canal Ventures、株式会社三菱総合研究所、SGインキュベート、デジタルトランスフォーメーションファンド、NCBベンチャーらから総額1.8億円の資金調達(シリーズAエクステンションラウンド)を実施したことを発表している。
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参考:チェーントープ
デザイン:一本寿和
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