ビットコイン先物ETF、米国で3例目の承認
米投資会社ヴァルキリー・インベストメント(Valkyrie Investments)のビットコイン先物ETF(上場投資信託)がSEC(米証券取引委員会)に10月21日承認された。プロシェアーズ(ProShares)、ヴァンエック(VanEck)に続き、米国において3例目のビットコイン先物ETF承認となった。
今回承認された「ヴァルキリー・ビットコイン・ストラテジーETF(ValkyrieBitcoin Strategy ETF)」の目論見書によると、同ETFは10月22日21:00(日本時間)よりナスダックにて取り扱いが開始される予定。なおヴァルキリーのウェブサイトでは同ETF取引開始までのカウントダウンが行われている。
米国では19日より初のビットコイン先物ETF「プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジー(ProShares Bitcoin Strategy ETF:BITO)」がNYSEアーカ(Arca)取引所で取引開始された。初日に5億7,000万ドル(約650億円)を集め、売買代金は10億ドル(約1,141億円)を超えており、今まで取引されたETFにおいて、初日の出来高は歴代2位を記録。好スタートをみせている。
また米国2例目の承認となった、ヴァンエックの「ビットコイン・ストラテジー・ETF(Bitcoin Strategy ETF:XBTF)」は早ければ25日からシカゴ・オプション取引所(Cboe)が運営するBZX取引所で取引が開始される予定だ。
さらに米国で初のビットコイン先物ETFが承認されたことを受け、大手暗号資産(仮想通貨)運用会社グレースケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)が、同社の投資信託である「グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」を上場投資信託(ETF)に転換する申請を行う動きを見せている。このETFが承認されれば米国初のビットコイン「現物」ETFの事例となる。
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参考:SEC資料
デザイン:一本寿和
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