「CLNIQUE」、NFT活用のSNSプロモーションを発表
米コスメブランドのクリニーク(CLNIQUE)がNFTをリリースすることを10月19日発表した。リリースされるNFTは3種類で「MetaOptimist」と名付けられている。なお利用ブロックチェーンはポリゴン(Polygon)とのこと。
発表によれば、このNFTは販売目的ではなく、クリニークのリワード会員限定に対するSNSを活用したキャンペーン目的に利用されると発表されている。
具体的に、クリニークのリワードプログラムに登録したユーザーが、クリニークからの質問に対する回答をTwitter、InstagramおよびTikTokのいずれかのストーリーで投稿し、その中で選ばれた3名がそれぞれのNFTを受け取ることができるとのこと。その質問は「あなたはどのようにして周囲の人々に希望を与えていますか? そして誰があなたを笑顔にしていますか?」という内容で、応募期間は11月2日までとなっている。
クリニークのグローバルオンライン、コンシューマー エンゲージメント&プロダクト マーケティング担当シニアバイスプレジデントのキャロライン・ドーキンス(Carolyn Dawkins)氏は、発表で次のようにコメントしている。
「クリニークでは常に革新的な機会を模索し、消費者にユニークで魅力的なブランドとの関わり方を提供しています。NFTの世界では、ブランドの信頼性と消費者の驚きが重要であり、私たちのアプローチはそれを実現するものだと考えています。
本日のリリースは、クリニークのメタバースにおける旅の始まりに過ぎません。私たちは、最新のオムニチャネル体験を通じて、消費者の皆様と出会う方法を模索し続けます」
コスメブランドの事例としては、これまでLUSH(ラッシュ)によるNFTの活用があった。LASHはリアルな限定商品にNFTアートを入手できるカードを封入する施策を今年実施している。
参考:CLINIQUE
デザイン:一本寿和
images:iStocks/comzeal