コインベースとNBA、複数年のパートナーシップ締結

コインベースとNBA、複数年のパートナーシップ締結

暗号資産取引所運営の米コインベース・グローバル(Coinbase Global)と、ナショナル・バスケットボール・アソシエーション(NBA)が、複数年にわたるパートナーシップを締結したことを10月19日に発表した。

具体的にコインベースはNBA、WNBA、NBA Gリーグ、NBA 2Kリーグ、USAバスケットボールらと、暗号資産プラットフォームを提供する契約を結んだ。

パートナーシップ締結の目的は、NBAやWNBAらのファンに暗号資産経済(クリプトエコノミー)で起きているイノベーションの状況について知ってもらうことと発表されている。

コインベースのチーフ・マーケティング・オフィサーであるケイト・ルーシュ(Kate Rouch)氏はNBAとのパートナーシップに関して、次のようにコメントしている。

「人々が自分が信じるものに参加して利益を得る自由は、コインベースのミッションの核となっています。 NBAとWNBAのファンほど、このことを信じている人はいないでしょう。 パートナーシップの一環として、NBAとWNBAの素晴らしいコミュニティと世界中のアスリートと関わるためのインタラクティブな体験を創造していきます」

NBAのグローバル・マーケティング・パートナーシップ&メディア担当上級副社長のケリー・タトロック(Kerry Tatlock)氏は、発表で次のようにコメントしている。

「何百万人もの人々に利用されている信頼のおける暗号資産プラットフォームであるコインベースは、この勃興する市場カテゴリーにおけるNBA初のパートナーとして自然に適合しています。 コインベースとのコラボレーションにより、ファンの皆様にリーグやお互いに関わる新しい方法を提供するとともに、すでにコインベースのユーザーであるファンの皆様の体験を向上させることを楽しみにしています」

NBAやWNBAは「NBA Top Shot」を提供するダッパーラボ(Dapper Labs)とも提携している。「NBA Top Shot」ではNBAやWNBAの選手の名シーンなどがNFTカードとして販売されている。

また暗号資産取引所運営のFTXもNBAチーム「マイアミ・ヒート」のスタジアムの命名権などを所有している。

そしてプロスポーツチームがファントークンの発行と販売ができるプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」を運営するチリーズ(Chiliz)も、現在NBAの24チームとの提携を連日発表している。

NBA及びその所属チームは、暗号資産領域への取り組みに積極的だ。

参考:NBA
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artacet・jacoblund

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

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