米Arca、暗号資産関連VC向けファンドで約33億円調達

米Arca、暗号資産関連VC向けファンドで約33億円調達

米国の暗号資産運用会社であるアーカ(Arca)が新たに立ち上げた暗号資産関連ファンドが、上限を超え3,000万ドル(約33億円)を調達し、クローズしたことが10月5日分かった。

このように売り出しに対して買いが上回る「オーバーサブスクライブ」したことは、今回アーカが立ち上げたファンドに対し投資家の期待が大きいことを示している。

今回33億円もの資金を調達したのは、暗号資産関連のベンチャーキャピタルへ投資する「アーカエンデバーファンド(Arca Endeavor Fund)」だ。

このファンドではDeFi(分散型金融)、ゲーム、Web3.0、スポーツ、音楽、ファンエンゲージメント、NFTインフラストラクチャ、金融サービス、保険などの分野に注力する予定で、すでにいくつかの案件に初期投資を行っているとのことだ。

なおアーカは2018年8月に「アーカデジタル資産ファンド(Arca Digital Assets Fund)」を立ち上げ、また2021年8月には「アーカデジタルイールドファンド(Arca Digital Yield Fund)」を立ち上げている。

今回の「アーカエンデバーファンド」は「アーカデジタル資産ファンド」と同じ投資対象が含まれるが、その他「アーカデジタル資産ファンド」の対象外の投資先を補完するとのことだ。

参考:アーカ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/metamorworks・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した