マイニング企業グリーニッジが第3四半期業績発表、58億円相当の暗号資産保有も明らかに

マイニング企業グリーニッジが第3四半期業績発表

ナスダック上場のマイニング企業グリーニッジ・ジェネレーション・ホールディングス(Greenidge Generation Holdings)が第3四半期の業績に関する報告書を10月4日に公開した。

報告書によるとグリーニッジは2021年7月1日から9月30日までの3か月間でビットコインを729BTC(約40億円)をマイニングしたとのこと。また現在同社は合計で1.2EH/sのハッシュレートを持つ15,300台のマイニングマシンを運用しているとのことだ。

グリーニッジの第3四半期の収益は36億円~41億円程度、純損失は19億円から21億円程度、EBITDAは20億円~24億円程度になる見込みとのこと。なお同社によると、損失の大部分は今年3月から9月にかけて行われたサポートドットコム(Support.com)との合併によるものとのことだ。

グリーニッジは第3四半期終了時点で約58億円相当の暗号資産を保有しているとのことだ。

グリーニッジは、ナスダック上場企業のサポートドットコムとの合併を通じて、9月にナスダック上場企業となった企業だ。グリーニッジは元々はニューヨークを拠点とする火力発電所であり、2019年からはその発電所で生成された電力を利用してビットコインのマイニング事業にも参入している。

またナスダックに上場しているマイニング企業としてライオット・ブロックチェーン(Riot Blockchain)やマラソン・パテント・グループ(Marathon Patent Group)、ビットフューリー(Bitfury)のマイニング事業子会社のサイファーマイニング(Cipher Mining Inc)、ハイブ・ブロックチェーン(Hive Blockchain)などがある。

参考:Greenidge
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Samuil_Levich

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した