FTX、本社を香港からバハマへ

FTX、本社を香港からバハマへ

暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所「FTX.com」を運営するFTXが、本社を香港からバハマへ移転することが9月25日に分かった。同社CEOのサム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏がツイートで明らかにした。

サム氏は「バハマは、暗号資産の包括的な規制の枠組みを設定している数少ない国の1つです。またバハマはコロナのパンデミックから回復していて、入国の検疫もない安全な場所です」とツイートしている。

なおFTXのバハマの子会社「FTX Digital Markets」は、バハマのデジタル資産登録取引所法案に基づき、同国証券委員会に登録されていることが9月20日に明らかになっている。

その発表で、サム氏は「バハマの規制当局との協力関係により、初期状態である暗号資産市場の成長を促進することができる」と説明していた。

香港では昨今の中国による規制強化の影響があると考え、FTXとして今回の本社移転を決定したことが想定される。

参考:サム・バンクマン・フリードのtwitter
 デザイン:一本寿和
images:iStocks/NatanaelGinting

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【4/9話題】Progmatが農中信託銀行・あおぞら銀行・ケネディクスから資金調達、リップルがHidden Roadを買収へなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米国初のXRP連動レバレッジ型ETF「XXRP」、TeucriumがNYSEアーカで提供開始

テウクリウム(Teucrium)による暗号資産(仮想通貨)エックスアールピー(XRP)に連動したレバレッジ型ETF(上場投資信託)「XXRP(Teucrium 2x Long Daily XRP ETF)」が、米シカゴの証券取引所「NYSEアーカ(NYSE Arca)」で4月7日より提供開始された。テウクリウムが同日に発表した。XRP連動のレバレッジ型ETFの上場は米国で初となる

トランプ一族のDeFiプロジェクト、USD連動ステーブルコインのテストエアドロップ提案

ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領とその家族が関与する暗号資産(仮想通貨)プロジェクトのワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial:WLFI)が、独自トークンである「WLFI」の保有者に対し実施する、米ドル連動型ステーブルコイン「World Liberty Financial USD(USD1)」のテスト・エアドロップを4月8日に提案した