カナダ規制当局、暗号資産取引プラットフォームの広告等に関するガイダンスを発表

カナダ規制当局、暗号資産取引プラットフォームの広告等に関するガイダンスを発表

カナダ証券管理局(CSA)と投資業界規制機構(IIROC)が共同で、暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォームによる広告やソーシャルメディアの使用に関するガイダンスを9月23日に発表した。

今回ガイダンスが発表された理由として「最近、暗号資産を取引するプラットフォームによる特定の広告活動やマーケティング戦略が、証券法の特定の要件に違反したり、投資家保護や公共の利益に関する懸念があることを認識したため」と説明されている。

そして暗号資産取引プラットフォームに課される要件としては、主に以下の3点が挙げられている。

(1)広告やマーケティング資料における虚偽または誤解を招くような記述の禁止
(2)ギャンブル性を想起させたり、顧客に迅速な行動を促すプロモーションの抑制
(3)ソーシャルメディアを介して顧客とコミュニケーションを取る際のコンプライアンスの遵守

CSAはこれらの要件を遵守していない暗号資産取引プラットフォームに対して強制的な措置を取る可能性があるとしている。

なおカナダでは今年に入り複数の暗号資産取引所が証券法違反を指摘されている。オンタリオ証券委員会は今年5月に暗号資産取引所Poloniex(ポロニエックス)に対して証券法に違反しているとして警告を行なった。また6月には暗号資産取引所バイビット(Bybit)に対しても同様に警告を行っている。

関連ニュース

カナダ規制当局OSC、取引所ポロニエックスの証券法違反を指摘

カナダ規制当局、取引所バイビットの証券法違反指摘

参考:カナダ証券管理局
デザイン:一本寿和
images:iStocks/hatchetman・NatanaelGinting

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

Sponsored