スイス証券取引所(SIX)傘下のSDX、暗号資産取引所運営ライセンス取得

シックス・デジタル・エクスチェンジ(SDX)、暗号資産取引所運営ライセンス取得

スイスのデジタル資産取引サービスを提供するSIX Digital Exchange(SDX:シックス・デジタル・エクスチェンジ)が同国の金融規制当局である連邦金融市場監督機構(FINMA)より、デジタル資産の証券取引所(暗号資産取引所)および中央証券のカストディ(保管)を運営する為の正式承認を取得したことが9月10日分かった。

発表では今後取り扱う暗号資産(仮想通貨)の銘柄などの詳細は明かされていない。

FINMAによると、スイスにおいてトークン形式のデジタル証券取引を促進するインフラに対し、これらのライセンスを発行したのは初の事例となるとのことだ。

SDXは、スイス証券取引所(SIX)を運営するSIXグループの一員であり、スイスを中心としたヨーロッパでデジタル資産向けの取引・決済代行サービスを提供している企業だ。

2018年にブロックチェーン技術によるデジタル資産向けの取引、決済、カストディのインフラを構築することを目指し設立され、今年8月にはコアプラットフォームでの技術開発完了が発表されており、規制当局の承認を待っている状態であった。

ちなみにSIXは、暗号資産(ビットコイン・イーサリアム・ポルカドット等)によるETP(上場投資商品)の取引を取り扱っている。またSDXは昨年12月にSBIホールディングス株式会社の100%子会社でデジタルアセット関連事業の統括・運営をするSBIデジタルアセットホールディングスとシンガポールを拠点とする機関投資家向けのデジタル資産の発行・取引・保管の各機能を提供する合弁会社の設立について合意している。

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参考:FINMASIX
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Sushiman・Vit_Mar

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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