日本円ステーブルコインJPYC「ふるさと納税」に対応、徳島県海陽町で

JPYC「ふるさと納税」に対応、徳島県海陽町で

JPYC株式会社が、同社発行の日本円ステーブルコインJPYCの決済を利用して徳島県海陽町にふるさと納税が可能になったことを9月3日発表した。

このことは海陽町が返礼品発注業務等を委託する一般社団法人Disportとの地方創生分野での業務提携により実現したとのこと。

「JPYC」は1JPYC=1円で取引されるステーブルコインでイーサリアムのトークン規格「ERC-20」にて発行されている。そのためイーサリアム(メインネット)上での取引に利用可能だ。

なお「JPYC」は資金決済法上の自家型前払式支払手段であり、暗号資産(仮想通貨)には該当しないという。購入単位は日本円換算で10,000円から選択可能である。 また「JPYC」はJPYCのサイトにてフォームを入力することで、楽天市場とYahoo!ショッピングでの買い物が可能となっている。

リリースによるとJPYCでの海陽町ふるさと納税の方法は、JPYC公式サイトのJPYC Appsにて「JPYCふるさと納税」を選択し、入力フォームより申請を行ったうえで、JPYCにて支払いをするとのこと。これにより海陽町より寄附金受領証明書及び返礼品が届けれるとのことだ。

なお海陽町の返礼品として、伊勢海老などの海産物や日本一の地鶏・阿波尾鶏を使った各種グルメ、藍染め製品、マリンアクティビティ体験チケットなどが人気とのことだ。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/Koichi-Yoshii

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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