DFINITY、インターネットコンピューター(ICP)上でNFT1万個を無料配布

インターネットコンピューター(ICP)上でNFT1万個が無料配布

非営利団体ディフィニティ財団(DFINITY Foundation)が、同団体が開発を主導する分散型クラウド「インターネットコンピューター(Internet Computer Protocol:ICP)」上で、初めてNFTをドロップするとして、10,000個のユニークなNFTを9月1日20:00に(UTC:協定世界時)無料配布を行った。

配布されたNFT「アイシーパンク(ICPunks)」はピエロをモチーフにしたキャラクターで、先日決済大手のVisaが購入したことでも話題となった有名なNFTアート「クリプトパンク(CryptoPunks)」や、1990年代のヒップホップデュオInsane Clown Posseの頭文字に触発されて制作したものであるとのことだ。

なお「アイシーパンク」の発表によると、10,000個の全NFTは配布開始後30分にて配布完了したとのことで、およそ6万人のユーザーがこのイベントに参加をしたとのことだ。また「アイシーパンク」のサイト公開後には8万9,000人が訪問し、無料配布の応募を行っていたことも発表されている。

インターネットコンピューターは2008年に構想され、今年5月にメインネットのローンチした。これまでにa16zやPolychain Capitalなどの投資家から1億200万ドル(約130億円)の資金調達を行っている。 現状アマゾンのAWSやGoogleが手がける特定の企業のクラウドコンピューティングサービスの分散化を、ブロックチェーンを活用し目指しているプロジェクトだ。 そのエコシステムで活用されるICPトークンは、現在米コインベースをはじめ多くの暗号資産取引所に上場している。

関連ニュース

DFINITYのICP(インターネットコンピューター)とは? イーサリアムと何が違う? 

Dfinity財団、ICPトークンが未登録証券と訴訟受ける

Dfinity財団、Internet Computerの開発者に約242億円の助成金提供

コインベースやフォビらがICPの取り扱い発表、ディフィニティの分散型ネットワーク「Internet Computer」がローンチ

決済大手VisaがNFTアート購入、CryptoPunksを約1,820万円で

参考:ICPunks公式ミディアム
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artacet

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/20話題】NTTドコモのERC6551搭載ゲームβ版、「暗号資産を国民経済に資する資産とするための緊急提言」正式承認など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored