メタマスク、月間アクティブユーザーが1,000万人超に
ブロックチェーン企業である米コンセンシス(ConsenSys)が、暗号資産(仮想通貨)ウォレットのメタマスク(MetaMask)の2021年8月の月間アクティブユーザー数(MAU)が1,000万人を超えたことを8月31日発表した。
メタマスクは、コンセンシスが提供するイーサリアム及びPolygon、Arbitrum、Optimismなどのイーサリアム互換ネットワークに対応した暗号資産ウォレット。なお秘密鍵はユーザー自身で管理するノンカストディアル型のウォレットだ。
メタマスクは2016年9月に公開され、2020年9月にはモバイルアプリにも対応した。昨年から今年にかけ、ブラウザ版、モバイルアプリ版とトークンスワップ機能も実装している。
ユーザーはChromeなどのWebブラウザ機能拡張やスマートフォンアプリをインストールすることで、対応したブロックチェーン基盤で開発されたDApps(分散型アプリケーション)や、NFTマーケットプレイス、ブロックチェーンゲームなどで利用ができる。
発表によるとメタマスクの2021年8月のMAU(月間アクティブユーザー)は2020年7月と比較して約19倍に増加している。ユーザーの増加には、暗号資産市場の拡大や昨年からのDeFI(分散型金融)の盛り上がり、さらには現在のNFTのブームなどがある。
メタマスクの共同創設者であるダン・フィンレイ(DanFinlay)氏は公式ブログにて「メタマスクは、ユーザーが通貨だけでなく分散型アプリケーションと対話する新しい種類の暗号資産ウォレットを定義しました。私たちは常にこれらの新しい種類のアプリケーションをより安全にし、より多くのユーザーがアクセスできるようにしています」と述べている。
インターネットがWeb2.0から、分散化したWeb3.0に移行していく過程において、メタマスクのような様々なアプリケーションやサービスを繋ぐウォレットの役割は大きい。
これからブロックチェーン上で分散化したザービスがより増えていけば、メタマスクのようなWeb3ウォレットの重要性はより増していくだろう。
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参考:ConsenSys
デザイン:一本寿和
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