日本初IEO暗号資産、パレットトークン(PLT)公式ウォレットがリリース

パレットトークン(PLT)公式ウォレットがリリース

株式会社Hashpaletteが、公式ウォレット「PLTウォレット」を、iOSとAndroidそれぞれのアプリとして8月27日リリースした。

このウォレットでは同社発行の暗号資産パレットトークン(PLT)や今後パレットブロックチェーン上で発行されるNFTを管理でき、またイーサリアムにも対応している。パレットトークン (PLT) をパレットとイーサリアムとの間で自由に移動することができる、クロスチェーン機能を実装されている。

また9月上旬にはこのウォレットにて、PLTをアプリ上でステーキングすることができるバージョンアップも予定されているようだ。

パレットトークンとは?

パレットトークンは、Hashpaletteが現在開発しているNFTプラットフォーム「Palette(パレット)」にて活用できる予定の暗号資産だ。

なおパレットはコンソーシアム型ブロックチェーンプラットフォームであり、暗号資産取引所のコインチェックやOKCOIN JAPAN、Huobi、その他暗号資産プロジェクトのNEOやONTologyなど複数の企業やプロジェクトが参加している。またパレットのブロックチェーンは8月17日にメインネットをローンチしている。

パレットトークンは、今年7月に暗号資産取引所コインチェックの「Coincheck IEO」にて、国内としては初めてIEO(Initial Exchange Offering)が実施されたトークンだ。IEOとはトークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのこと。海外の取引所ではこれまで多くのIEO事例があるが、日本国内ではパレットトークンが初のIEO事例となった。

また8月2日にはHashpaletteの親会社である株式会社HashPortが、ZOZO創業者前澤友作氏を引受先とする第三者割当増資で、約4.8億円の資金を調達しことが話題を呼んだ。

なおIEOの際の事前抽選販売では「4.05円/PLT」の価格で販売されたパレットトークンだが、その後のコインチェックでの一般取扱が始まり価格は高騰、記事執筆8月27日20時現在では93円前後の価格を推移している。

参考「PLTウォレット」アプリはこちら

→iOS
→Android

image:iStock:BadBrothe

この記事の著者・インタビューイ

設楽悠介

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長
幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で電子書籍事業や新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。福岡県飯塚市新産業創出産学官連携協議会委員。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてweb3専門番組「EXODUS」や「あたらしい経済ニュース、ビジネス系番組「二番経営」等を配信中。著書『畳み人という選択』(プレジデント社)。

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長
幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で電子書籍事業や新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。福岡県飯塚市新産業創出産学官連携協議会委員。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてweb3専門番組「EXODUS」や「あたらしい経済ニュース、ビジネス系番組「二番経営」等を配信中。著書『畳み人という選択』(プレジデント社)。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した