「Liquid Global」がハッキング、被害額は約69億円か

Liquid Globalがハッキング、被害額は約69億円か

暗号資産取引所Liquid Globalが8月19日にハッキングを受け、資産の入出金を停止したことが明らかになった。

日本のQUOINE株式会社のシンガポール現地法人であるQUOINE PTEが、入出庫管理に利用していたMPCウォレットがハッキング被害を受けたとのこと。QUOINE株式会社は影響を確認中とし「分別管理に利用しているコールドウォレットは安全であり、お客様からお預かりしている資産への影響は確認されておりません」と公式ブログに掲載している。

なおハッキングされたのはホットウォレットで、インターネットに接続されている状態で暗号資産を管理するタイプのものだ。現在Liquid Globalは安全性が高いコールドウォレットに資産を移動させているとのことだ。

なおLiquid Globalは「ハッキングされた暗号資産はBitcoin、Ethereum及びERC20 Token、TRON、XRPである」とはツイートしている。

またLiquid Globalが公表する各暗号資産のアドレスに基づきオンチェーンデータを参照すれば、被害総額は合計約69億円となる。その内訳は次の通りである。
ビットコイン:約107BTC(約5億2,000万円)
イーサリアム及びERC20 Token:約14,945Ether( 約49億円)
トロン:約260万TRX(約2,300万円)
リップル:約1,151万XRP(約14億円) 

QUOINEは公式ブログで「現在も詳細は調査中ですので、暗号資産の入出庫再開、状況の進展がありましたらEmail, Twitterにてご連絡させていただきます」と記載している。

参考:Liquid Global Bitcoin ExplorerEtherscanXRP Scan TRONSCAN
デザイン:一本寿和
images:iStocks/M-A-U・WhataWin

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竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
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