米ビットワイズ、ユニスワップとアーベの投資信託ローンチ
米暗号資産(仮想通貨)投資信託会社であるビットワイズ(Bitwise Asset Management)が、DeFi(分散型金融)プロトコルであるユニスワップ(Uniswap)とアーベ(Aave)の投資信託をローンチしたことを8月3日発表した。
ユニスワップの投資信託「Bitwise Uniswap Fund」とアーベの投資信託「Bitwise Aave Fund」では、それぞれネイティブトークンである「UNI」と「AAVE」の現物に直接投資する。
ビットワイズはユニスワップについて「透明性の高いユニスワップのP2P取引システムは、従来の取引所(Coinbaseなど)に代わる材料となることが証明されています。2021年6月だけでユニスワップは600億ドル以上の取引量を扱い、前年比で6,000%増加しています」と説明し、
またアーベについては「従来のローンプロバイダーに代わる透明でプログラム可能なP2Pの代替手段として、アーベは顕著な採用実績があります。アーベでのローン残高は2020年7月の9,370万ドルから2021年7月には69.2億ドルとなり、前年同期比で70倍以上に増加しました」と説明している。
ビットワイズでは暗号資産の主要10銘柄を組み込んだ投資信託である「Bitwise 10 Crypto Index Fund(BITW)」の他、今年2月にはDeFiプロトコル9銘柄で組成した投資信託「Bitwise DeFi Crypto Fund」をローンチしていた。なお「Bitwise DeFi Crypto Fund」ではUNIが25.14%、AAVEが23.37%の組成比率でUNIとAAVEが上位2銘柄となっている。
ビットワイズのCIOであるマット・フーガン(Matt Hougan)氏は「金融アドバイザー、ヘッジファンド、機関投資家、その他のプロの投資家から、急成長するDeFi市場へのエクスポージャー(市場の価格変動のリスクにさらされている資産の割合)を求める声が高まっている」と述べており
「ユニスワップとアーベは我々のDeFiインデックスの2大DeFiプロトコルであり、それぞれ世界最大の分散型取引所と分散型貸付プロトコルである。ビットワイズのビジョンは暗号資産に出現した機会をより身近なものにすることであり、世界初のユニスワップとアーベの投資信託で新たな一歩を踏み出せることに興奮しています」とコメントしている。
関連ニュース
米ビットワイズが分散型金融(DeFi)インデックスファンドを発表、カストディはアンカレッジ
参考:ビットワイズ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Lidiia-Moor