バイナンス、税務報告用ツール提供へ

バイナンス、税務報告用ツール提供へ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、税務報告用のAPI「Tax Reporting Tool」を提供することを7月27日発表した。

リリースによるとバイナンスのユーザーは「Tax Reporting Tool」によって、規制機関の定める報告要件を確実に満たすために暗号資産取引を簡単に追跡できるとのこと。

具体的にはユーザー取引履歴やバイナンスでのキャピタルゲイン・ロスの記録をサードパーティのタックスベンダーツールに転送できるとのこと。またAPIインポート機能を利用して1会計年度以上の取引履歴や記録を動的に取り出して税金を申告することができ「Tax Reporting Tool」を介してサードパーティのタックスベンダーツールを統合することで、現地での納税状況をリアルタイムに把握できると説明されている。

「Tax Reporting Tool」は7月28日午前4:00(世界協定時)よりバイナンスのウェブサイトとアプリの両方で提供開始となる。

なお今回のツールの提供は、バイナンスへの各国規制に対する取り組みの一つとして発表されたものだ。

バイナンスのCEOであるCZ(Changpeng Zhao)氏は自身のTwitterにて、「Tax Reporting Tool」の他の取り組みとして、各国での取引所ライセンスの取得、本人確認手続き(KYC)の強化、新規ユーザーに対する先物取引のレバレッジ引き下げ、規制当局での職歴を有する人物の採用を挙げている。

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参考:バイナンス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/istock_onespirit・dalebor

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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