バイナンス、税務報告用ツール提供へ
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、税務報告用のAPI「Tax Reporting Tool」を提供することを7月27日発表した。
Introducing #Binance Tax Reporting Tool API!
— Binance (@binance) July 27, 2021
Track crypto activities and connect to third-party tax vendors to streamline reporting requirements.https://t.co/GyHSEVArc1
リリースによるとバイナンスのユーザーは「Tax Reporting Tool」によって、規制機関の定める報告要件を確実に満たすために暗号資産取引を簡単に追跡できるとのこと。
具体的にはユーザー取引履歴やバイナンスでのキャピタルゲイン・ロスの記録をサードパーティのタックスベンダーツールに転送できるとのこと。またAPIインポート機能を利用して1会計年度以上の取引履歴や記録を動的に取り出して税金を申告することができ「Tax Reporting Tool」を介してサードパーティのタックスベンダーツールを統合することで、現地での納税状況をリアルタイムに把握できると説明されている。
「Tax Reporting Tool」は7月28日午前4:00(世界協定時)よりバイナンスのウェブサイトとアプリの両方で提供開始となる。
なお今回のツールの提供は、バイナンスへの各国規制に対する取り組みの一つとして発表されたものだ。
バイナンスのCEOであるCZ(Changpeng Zhao)氏は自身のTwitterにて、「Tax Reporting Tool」の他の取り組みとして、各国での取引所ライセンスの取得、本人確認手続き(KYC)の強化、新規ユーザーに対する先物取引のレバレッジ引き下げ、規制当局での職歴を有する人物の採用を挙げている。
(Thread) We just hosted a 1-hour press conference to share the active steps we’re taking to build upon our efforts to be more compliant with local regulations everywhere.
— CZ 🔶 Binance (@cz_binance) July 27, 2021
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参考:バイナンス
デザイン:一本寿和
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