米デジタル資産カストディFireblocks、約340億円の資金調達

米デジタル資産カストディFireblocks、約340億円の資金調達

暗号資産カストディ米ファイヤーブロックス(Fireblocks)が、シリーズDの資金調達ラウンドで約340億円(3億1千万ドル)を調達したことを7月27日に発表した。これによってファイヤーブロックスの企業評価額は約2,200億円(20億ドル)となった。出資したのはSequoia Capital、Stripes、Spark Capital、Coatue、DRW VC、SCB 10Xだ。SCB 10Xはタイ最大の銀行であるサイナム銀行傘下のベンチャーキャピタルである。

リリースによれば、ファイヤーブロックスのプラットフォームは、デジタルアセットや暗号資産の未来がビットコインにとどまらないために、決済ソリューションからデジタル証券、ゲーム、NFTまで次世代のデジタルアセットビジネスをサポートする準備ができているとのこと。

そして実際にファイアブロックスはプラットフォームを拡張し、デジタルアセットに注目する世界有数の銀行や伝統的な金融機関からの需要の増加に対応している最中とのことだ。またBNY MellonやSCB 10xなどの支援を受け、カスタマーサクセス、コンプライアンス、リスクマネジメント、研究開発を強化し、デジタルアセット分野への参入に伴う固有の複雑さを軽減しているとのこと。

SCB 10X のチーフベンチャー&インベストメントオフィサーであるムカヤ・パニック(Mukaya Panich)氏は次のようにコメントしている。

ファイヤーブロックスは、重要な機能を外部に委託するのではなく、そのプラットフォームによって顧客にカスタムメイドのカストディ・ソリューションを提供することができるため、 大小さまざまな機関に好まれています。私たちはタイ最大の銀行としてファイヤーブロックスのソリューションを東南アジアの未来のユーザーに提供することを楽しみにしています。

ファイヤーブロックスのCEOであるマイケル・シャウロヴ(Michael Shaulov)氏は次のようにコメントしている。

今回の新たな資金調達により、会社とインフラを拡大できることに感激しています。これまでの成長は、すべての段階で関係者の努力の賜物です。現状では、当社の技術は創業時からこの分野で際立っており、その成功率は明らかです。この業界の成長を見据えると、安全かつシームレスにこの分野に参入しようとしている金融機関やその他の組織にとって、当社が信頼できるパートナーとして歩み続けることができる大きな可能性があります。

参考:ファイヤーブロックス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/spainter_vfx・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

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