ブロックチェーン監査会社サーティック、コインベースなどから約39億円の資金調達

ブロックチェーン監査会社サーティック、コインベースなどから約39億円の資金調達

ブロックチェーン技術を活用した監査企業サーティック(Certik)が、シリーズBで39億円(3,700万ドル)の資金調達を行なったことを7月14日に発表した。

シリーズBラウンドはヘッジファンドのCoatue ManagementとShunwei Capitalがリードし、Coinbase Venturesも新たに参加した。また既存の投資家であるBinance、IDG、Lightspeed Venture Partners、Lenovoも参加している。

サーティックはオンチェーンとオフチェーンのデータを活用してリアルタイムにセキュリティに関する洞察を提供する24時間365日の監視サービス「スカイネット(Skynet)」を提供している。またオンチェーン取引の保険ツール「サーティックシールド(CertiKShield)も提供している。リリースによればサーティックはこれまでに700億ドル以上のデジタル資産を保護し、証明業務などを行なってきたとのことだ。

サーティックの共同設立者であるロンホイ・グー(Ronghui Gu)氏は「私たちはコミュニティが重要なセキュリティ情報を理解できるように、公式の監査報告書を含むツールとリソースを提供することで、この分野の透明性を高めることを誇りに思っています」とコメントしている。

参考:サーティック
デザイン:一本寿和
images:iStocks/liulolo・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【9/6話題】テレグラムCEOが逮捕後初の声明、トランプが米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言など(音声ニュース)

テレグラムCEO、逮捕後初の声明発表。同社使命に同意できない国からは撤退の意志も、トランプ、米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言。イーロンマスクと共に米政府財務監査行う姿勢も、スイ(SUI)、機関投資家向け米ドルステーブルコイン「AUSD」利用可能に、モジュラーブロックチェーン「Elixir」、最終テストネット公開、EigenLayer、メジャーアップデート「アイゲンポッドアップグレード」導入、FlowがEVM対応開始、メタマスクでも利用可能に、TONブロックチェーン、総トランザクション数が10億件を突破、半数は3か月、Penpieで27Mドルの不正流出、Pendleは105Mドルの保護に成功

Sponsored

暗号資産決済Mercuryoがマルチチェーンデビットカード提供開始、マスターカードと提携で

暗号資産(仮想通貨)決済プラットフォーム「マーキュリョ(Mercuryo)」が決済大手の米マスターカード(Mastercard)と提携し、ノンカストディアル型のウォレットから暗号資産を直接使えるマルチチェーンデビットカード「スペンド(Spend)」の提供開始を9月5日発表した