福島県磐梯町がブロックチェーン活用のデジタル商品券販売開始

福島県磐梯町がブロックチェーン活用のデジタル商品券販売開始

福島県磐梯町(ばんだいまち)にて、ブロックチェーン技術を活用したプレミアム付地域デジタル商品券「磐梯町デジタルとくとく商品券(磐梯デジとく)」が本日7月15日より販売開始となった。

このデジタル商品券の発行にはDigital Platformer(DP)株式会社が提供するデジタル通貨発行SaaSプラットフォーム「LITA(リタ)」が利用されている。このプラットフォームのブロックチェーン技術には、カンボジアの中央銀行デジタル通貨(CDBC)やブロックチェーンを利用した国内初デジタル地域通貨「白虎」で既に利用実績のあるソラミツ株式会社の「ハイパーレジャーいろは」が採用されている。

磐梯町によると「磐梯町プレミアムとくとく商品券」は磐梯町内での経済活動を活性化するために、2010年から町民を中心に販売している商品券で、今回初めてのデジタル化となるとのこと。デジタル化することで顧客は1円単位で支払いが可能になり、事業者はデータ化されるため売上げ管理の簡略化につながるとしている。電子商品券は専用のアプリにチャージされ、チャージした商品券は既存のQRコード決済アプリと同じような操作方法で利用が可能となっているとのことだ。

なお今回が初のデジタル化への取り組みとなる為、紙の商品券も一部発売するという。紙の商品券はプレミアム率20%、磐梯デジとくは25%となるようだ。

「磐梯町デジタルとくとく商品券(磐梯デジとく)」の利用期間は7月15日~12月31日となっており、販売金額は1枚あたり5,000円でプレミアムを含めると6,250円となる。対象は磐梯町町民および磐梯町内勤務者で、全販売枚数は2,000枚、磐梯町民1世帯あたり20枚まで町内勤務者1人当たり10枚までと決められている。なお磐梯町内の29店舗にて利用可能となっている。

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ブロックチェーン技術はソラミツ採用、福島県磐梯町でデジタル地域通貨発行へ 

参考:福島県磐梯町Digital Platformer
デザイン:一本寿和
images:iStocks/yewkeo・Molnia

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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