サンタンデール銀行、英国支店でバイナンスへの送金サービス停止

サンタンデール銀行、英国支店でバイナンスへの送金サービス停止

スペイン最大手のサンタンデール銀行(Banco Santander S.A.)の英国支店であるサンタンデールUK(SantanderUK)が、同銀行の顧客による大手暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンス(Binance)への送金を停止したことが明らかになった。このことはサンタンデールUKのヘルプ用アカウント(@santanderukhelp)が7月8日にツイートした内容だ。またブロックチェーンメディアDecryptの報道によると、すでに顧客へ同様の内容をメールにて送っているとのことだ。

このツイートには、先月6月26日に英国金融規制当局(FCA)が同国の消費者へバイナンスの営業について警告したことを受け、バイナンスへの送金停止を行ったと説明されている。またサンタンデールUKは、ここ数ヶ月で英国の顧客が暗号資産詐欺の被害に遭うケースが大幅に増加しているとし、今回の送金停止の理由を「最優先事項は顧客の安全確保」であるからとも述べている。

なお英国の銀行がバイナンスへ送金を停止する事例は7月5日に明らかになった英バークレイズ銀行に続く2例目である。

関連ニュース

英バークレイズ銀行がユーザーによるバイナンスへの支払いを停止

イギリス金融規制当局、バイナンスにサービス停止通知 

参考:Decrypt
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

21Sharesのドージコイン(DOGE)現物ETP、SIXスイス証券取引所に上場、米SECにETF申請も

スイス拠点の資産運用会社21シェアーズ(21Shares)が運用する、暗号資産(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)に連動したETP(上場取引型金融商品)「21シェアーズ・ドージコイン・ETP(21Shares Dogecoin ETP)」が、スイスのSIXスイス証券取引所(SIX Swiss Exchange)に上場した。21シェアーズの公式Xアカウントで4月9日に発表された

「イーサリアム現物ETF」関連のオプション取引を米SEC初承認、BlackRock・Bitwise・Grayscaleが対象に

米国証券取引委員会(SEC)が、米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)運用のイーサリアム(ETH)現物ETF(上場投資信託)「iシェアーズ・イーサリアム・トラスト(iShares Ethereum Trust:ETHA)」に関するオプション取引の上場を承認した。SECが4月9日に発表した