ブロックチェーン活用のファンコミュニティ活動支援PF「ライブTVショー」、一般アーティストを募集開始
SingulaNet(シンギュラネット)株式会社が、博報堂との共同事業である「LiveTV-Show(ライブTVショー)」にて一般アーティストの登録受付を6月29日開始した。
「ライブTVショー」はブロックチェーン技術を活用したテレビ番組のファン育成プラットフォームとして、株式会社博報堂が発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative(博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ)」と株式会社博報堂DYメディアパートナーズがシンギュラネットと共同で2019年12月に構築したエンターテインメント分野のD2Cサービスだ。
アーティストのファンコミュニティ活動を支援する新しいマネタイズ・プラットフォームであるとのことだ。
なお「ライブTVショー」には日本の15社のコンテンツ企業連合で運営するブロックチェーンコンソーシアム団体「Japan Contents Blockchain Initiative(ジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアティブ:JCBI)」のコンソーシアム型ブロックチェーンが利用されている。
具体的には「ライブTVショー」を利用することで、無料ライブを配信してファンに「ギフティング」で応援してもらえたり、会場でのコンサートができなくても代わりに「有料ライブ」ができたり、「デジタルコンテンツを販売」してファンに届けられるといったことが可能となる。
またデジタルコンテンツはNFTを活用して発行数量を限定し、次世代のデジタル・レア・コンテンツとして販売が出来るという。デジタル・レア・コンテンツは二次流通市場で再販売することも可能であるとのことだ。
これまでこの「ライブTVショー」は芸能事務所などの法人に所属するアーティスト向けにサービスを提供してきたが、今回個人や法人に属さないグループで活動するアーティストにもライブTVショーを活用してもらうための準備が整ったとのことだ。
編集部のコメント
リリースによると「ライブTVショー」には独自技術により開発したサービスの特徴として、Twitterのアプリ内で配信できるため多くのフォロアーがライブに参加してくれる、他のサービスにはないデジタルコンテンツという新しい収益機会がつくれる(2次流通も収益化)、売上の70%が一般アーティストへ直接還元される(利⽤料は不要)があるとのことだ。
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参考:シンギュラネット
デザイン:一本寿和
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