アリババのアントチェーンが欧州サッカー連盟と協定締結、ブロックチェーントロフィーも

アントチェーン、欧州サッカー連盟と協定締結

中国アリババ系フィンテック企業アント・グループ傘下のブロックチェーン企業であるアントチェーン(AntChain)は、欧州サッカー連盟(UEFA)と5年間の協定を締結し、正式にUEFA欧州選手権2020のグローバルブロックチェーンパートナーになることを6月10日発表した。

同社のアリペイ(Alipay)は2018年に欧州サッカー連盟(UEFA)と8年間の協定を締結してスポンサーになっている。

なお今回の協定発表と同時に、UEFA欧州選手権2020で最高得点者へのアリペイスコアキングトロフィーも公開された。このトロフィーの台座には唯一無二のハッシュコードが印刷される、欧州選手権の歴史で初となるブロックチェーントロフィーとのことだ。スコアキングで優勝したプレーヤーの試合結果と栄誉がアントチェーンにアップロードされ、永続的で不変の記録として保管されるとのこと。

ブロックチェーンでデータを記録するのはUEFA欧州選手権2020の結果だけでなく、同社のキャンパス・トップ・スコアラー・プログラムの結果を通じて、中国のユースサッカーのデータも保存する予定とのことだ。

アント・グループの副社長である蒋国飛(ジャン・ゴフェイ)氏は「アントチェーンがUEFA欧州選手権と欧州サッカー連盟の試合の公式パートナーになったことを非常に嬉しく思います。サッカーとテクノロジーの統合が徐々に深まるにつれて、アントチェーンはブロックチェーンなどのテクノロジーを探索し続け、スポーツ業界の発展を助け、デジタルトランスフォーメーションを加速させます。科学技術の力を通じてスポーツの包括性を促進し、より多くの人々がサッカーの楽しさを楽しめるようにしたいと考えています」と述べていた。

参考:アントチェーン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/master1305・Lidiia Moor

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

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