ステイクが11億円調達、Fenbushi Capital、East Ventures、Gumi Cryptosらから
⽇本発パブリックブロックチェーンであるプラズムネットワーク(Plasm Network)などを運営するステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)がFenbushi Capitalをリード投資家にPolkadot創業者ファンド、著名エンジェル投資家から11億円を調達したことを6月11日に発表した。
今回のステイクへの出資には、Fenbushi Capital、Hypersphere Ventures、Gumi Cryptos Capital、TRG Capital、AU21 Capital、Digital Strategies、Sub0 Capital、SNZ Holdings、Altnomy、East Ventures、クオンタムリープ代表取締役会⻑ファウンダーの出井伸之⽒、ホットリンク 代表取締役グループCEOの内⼭幸樹⽒、慶應義塾⼤学経済学部教授の坂井豊貴⽒が参加している。
調達した資⾦はプロダクト開発、国際的な⼈材採⽤、パブリックブロックチェーンエコシステムの拡⼤に充当していくとのことだ。
Fenbushi Capitalのパートナーを務めるレミントン・オング(Remington Ong)⽒はリリースにて「Stake TechnologiesとLonghashのアクセラレータで2019年に出会って以来、スケーラブルなスマートコントラクトプ ラットフォームをPolkadotのエコシステムに導⼊するというビジョンを反復して実⾏するチームの能⼒に⼀貫して感銘を受けてきました。
Kusama Networkの最初のスロットオークションに向けて、FenbushiはShiden NetworkとPlasm N etworkがKusamaとPolkadotの最初のパラチェインになるための⼊札をサポートできることを嬉しく思います。 パラチェーンになることは始まりに過ぎず、Web3エコシステムの発展に貢献してくれることを期待しています」とコメントしている。
元Web3 Foundation幹部でHypersphere Venturesのパートナーであるジャック・プラッツ(Jack Platts)氏は「Plasmチームの技術⼒にはいつも感⼼させられており、Polkadotのパラチェーンオークションが近づくにつれ、彼らを⽀援できることに興奮しています。
マルチブロックチェーンのアプローチは、PlasmとShidenがパラチェーンのエコシステム全体に重要な貢献をすることを意味しており、彼らの活動は他の将来のパラチェーンにも恩恵を与えることになります。」とコメントしている。
あたらしい経済編集部はステイクテクノロジーズ代表取締役CEO渡辺創太氏へ取材を行なった。
ステイクテクノロジーズ代表取締役CEO渡辺創太氏へ取材
ー日本の投資家からではなくグローバルに資金調達を行なったわけですが、あらためてどのような覚悟を持ちステイクテクノロジーズを展開していきたいと考えていますか?
渡辺創太:Stake Technologiesはday1から世界で勝負をすることを決めて設立した会社です。業界を俯瞰したときにまだまだ日本人が世界をリードしているプロダクトを作成しているケースは非常に稀です。
これは弊社だけの問題ではなく日本ブロックチェーン業界全体の課題だと思っています。
今回グローバルでみても有数の機関投資家の方々に参画していただきましたが、これをきっかけに日本人でも世界で勝てるんだという事例を創りにいきたいと思います。
参考:プレスリリース
images:iStocks/BadBrother
デザイン:一本寿和