スウェーデン中銀、CBDC「e-クローナ」を外部関係者とテストへ

スウェーデン中銀、CBDC「e-krona」を外部関係者とテストへ

スウェーデンの中央銀行であるリクスバンク(Riksbank)は、同国の大手銀行であるハンデルスバンケン(Handelsbanken)とデジタルサービス企業であるタイトエブリー(TietoEVRY)と協力し、中央銀行デジタル通貨(CBDC)であるe-krona (eクローナ)の技術ソリューションをテストすることを5月28日発表した。

ロイターの報道によると、今回のテストの目的はeクローナが現実世界でどのように決済されるかを試行するためであるとのことだ。

リクスバンクが今回発表したリリースには「外部関係者をテスト参加者として参加させることで、リクスバンクは参加者の既存のシステムとeクローナのパイロットの技術プラットフォームとの統合を評価することが可能になります」と述べてられている。

またタイトエブリーの発表したリリースでは、同社の金融サービスソリューションおよびインダストリーソフトウェアの責任者であるクリスチャン・セゲルスベン(Christian Segersven)氏は「スウェーデンの決済インフラにおける私たちの役割は十分に確立されており、タイトエブリーはデジタル通貨を既存の銀行インフラと統合する方法を模索する際のパートナーとなるのは自然なことです」と述べている。

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スウェーデンの中央銀行がデジタル通貨「e-krona」のパイロットプロジェクトを実施していることを明らかに

参考:スウェーデン国立銀行タイトエブリー
デザイン:一本寿和
images:iStock/Ninja-Studio・flowgraph

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

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