ビットコイン基盤技術開発のブロックストリーム、ビットコインヘッジファンドを買収

ビットコイン基盤技術開発のブロックストリーム、ビットコインヘッジファンドを買収

ビットコイン基盤技術を開発するブロックストリーム(Blockstream)が著名なビットコイン投資家・市場アナリストであるトゥール・デミエスター(Tuur Demeester)氏が設立したビットコイン・ヘッジファンド「アダマンド・キャピタル(Adamant Capital)」を買収したことを発表した。トゥール・デミエスター氏はブロックストリームのアドバイザーとなる予定だ。

アダマンド・キャピタルは、ビットコインの基本的な価値を支持し、健全な投資としてサポートした最初のファンドマネージャーの一つで、ビットコインの価格動向を正確に予測した詳細なマーケットレポートを通して、ビットコインコミュニティの中で忠実な支持者を獲得してきた実績を持つ。

そしてアダマンド・キャピタルは、ブロックストリームのリキッド・ネットワーク(Liquid Network)上でビットコイン投資商品を提供する新部門「ブロックストリーム・ファイナンス(Blockstream Finance)」の基盤となる。リキッドネットワークはビットコインのサイドチェーンソリューションで、暗号資産取引所、マーケットメーカーなどの金融事業者を繋ぐ決済ネットワークである。

編集部のコメント

日本のIT企業デジタルガレージはブロックストリームと共同で金融サービスを開発していることが明らかになっています。具体的にリキッドネットワークが利用されているのは、デジタルガレージ子会社のクリプトガレージのセトルネットです。セトルネットは暗号資産の大口OTC市場に特化したトレーディング会社や取引所、資産運用会社、ブローカー向け決済プラットフォームです。セトルネットはトークンの所有者が所有権を移転せずに取引を行えることを前提としながら、トークンの即時グロスDvP決済を実現。同時に、事業者間で暗号資産の決済代金の支払いに利用可能な円建てトークン、SETTLENET JPY(JPYS)を発行し、スムーズな法定通貨建ての決済を提供するサービスと説明されています。

関連記事:(クリプトガレージ COO&CBO加藤岬造氏コメント追記)デジタルガレージ子会社が機関投資家向け決済プラットフォーム「SETTLENET」と円建ステーブルコイン「JPYS」を開発

参考:ブロックストリーム

(images:iStocks/simpson33・Lidiia Moor)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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