サムスンのGalaxyスマホ、他社暗号資産ハードウェアウォレットもサポート
韓国サムスン(Samsung)がスマートフォン「Samsung Galaxy smartphones」にて、ユーザーがサードパーティのウォレットから暗号資産を管理・取引できるようになったことを発表した。サムスンが対応したウォレットは「Ledger Nano S」や「Ledger Nano X」などのハードウェアウォレット。対応通貨はビットコイン、イーサリアムや他のERCトークン、トロンや他のTRCトークン、ステラ、クレイトンなどである。
具体的にユーザーは「Samsung Galaxy smartphones」で利用可能な「Samsung Blockchain Wallet」にサードパーティウォレットをインポートすることで、暗号資産を管理・取引できるようになる。
サムスンはスマホにてハードウェアウォレットをサポートすることで、暗号資産を一つの便利な場所で管理するという一貫したユーザーエクスペリエンスを提供できるようになったとのこと。またユーザが暗号資産に関する情報を取得しやすくするため、CoinDeskの記事を掲載した専用のニュースフィードも提供するとのことだ。
サムスンはプレスリリースにて「イノベーションはオープンで協力的なアプローチによってのみ起こると考え、サムスン・ブロックチェーンSDKによってブロックチェーン・エコシステムへのアクセスを開放しました。開発者は、ブロックチェーンアカウントを簡単に生成、保存、管理するDAppsを構築し、各台帳システム専用のAPIでトランザクションを処理することができます。またサードパーティのハードウェアウォレットを使用して、暗号資産の転送に安全に署名することができるAPIをDAppsに提供しています」と説明している。
編集部のコメント
またサムスンは暗号資産(仮想通貨)取引所ジェミナイ(Gemini)を通じた暗号資産の売買機能も提供しています。今後、サムスンはGalaxyのスマートフォン1つで暗号資産領域に関する全てのことをユーザーが行えるようにしていくのではないでしょうか。一方、iPhoneが今後どのような対応をするのか気になるところです。
参考:サムスン
(images:iStocks/Ivan-balvan・Ninja Studio)