【速報】バイナンス、GMO開発の円のステーブルコイン「GYEN」を5月12日に取扱開始
バイナンス(Binance)がGMO開発の日本円のステーブルコインGYENを上場し、2021年5月12日午前7時(UTC)にBTC/GYENおよびUSDT/GYENの取引ペアの取引を開始することを発表した。
これによりユーザーは取引に備えてGYENの入金ができるようになった。
GYENは、GMOトラスト(GMO-Z.com Trust Company)が発行する世界で初めて規制された日本円のステーブルコインとなっている。2020年12月29日にGMOトラストはニューヨーク州銀行法に基づき、有限責任信託会社として運営することをニューヨーク州金融サービス局により認可されている。
GYENの担保となる準備金は独立した監査機関により毎月監査が行われ、監査レポートが発行されている。
なおGYENは日本国外で流通するものであり、日本国内居住者への販売は対象外となる。
GMO-Z.com Trust Company, Inc. CEOの中村健太郎氏は「バイナンスは、暗号資産取引の先駆者として、ブロックチェーンエコシステムに革新的なソリューションを構築してきました。
世界で最も取引されている通貨・ペアの一つである日本円をデジタル化し、この資産をバイナンスの法人および個人ユーザーのエコシステムに提供することは、暗号資産が主流になりつつあることを象徴していると考えています」とコメントしている。
追記:バイナンスで取引中止
「GYEN」は5月5月12日午前7:00(世界協定時間)よりBTC/GYENおよびUSDT/GYENの取引ペアにて取引が開始されたが、その後バイナンスは大きな価格変動を理由に同日12日AM7:34に一時的な取引中止を発表した。
その後発表のとおり、取引再開を同日AM11:00よりするも、再び「GYENの価格の流動性の不足と異常なボラティリティのため」と説明し、わずか15分にて再び取引の停止に至った。
リリースによると、取引の再開については改めて発表があるとのことだ。
(2021年5月13日追記)
関連ニュース
バイナンス、日本円ステーブルコイン「GYEN」の取引を停止 一時再開するも再度停止に
GMOの「GYEN」と「ZUSD」提供開始、米銀行法規制を遵守した日本円ステーブルコインの提供は世界初
GMOインターネットが5月中に日本円ペッグのステーブルコインGYENのローンチを発表
参考:Binance
(images:iStocks/Dmytro-Rohovyi)