JCBA、「暗号資産のユースケースに係るディスカッションペーパー 中間報告書」を公表
一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)が「暗号資産のユースケースに係るディスカッションペーパー 中間報告書」を取りまとめ、5月7日公表した。
このディスカッションペーパーは、同協会のユースケース部会が中心となって部会メンバーや外部専門家、同協会の他の分科会等から収集した「暗号資産」に係るユースケースに関する事例や業界動向について整理するとともに、ユースケースとなり得ると考える構想・アイデア及び同協会が社会的に有用なユースケースの創出を支援するため、体制の構築について行った議論等を取りまとめているとのこと。
今後このディスカッションペーパーは、事例のアップデートやユースケース創出に向けた取組みの進捗状況を踏まえて最終版の公表を予定しているとのことだ。
報告書の構成は以下引用
(1)「暗号資産」に係るユースケースの拡大及びエコシステムの整備
海外を中心に暗号資産を用いたユースケースの実例をテーマごとに取り上げて国内とは異なる「暗号資産」に対する受け止め方やビジネスへの取込みについて明らかにするとともに、国内で同様のユースケースが展開される上での課題及び整備が必要なエコシステムについて考察しています。参考として国内におけるユースケースの事例等についても取り上げました。(2)ユースケースの構想・アイデア
地方創生などの社会課題の解決に向けて、「暗号資産」を活用するユースケース及びセキュリティトークン等の「暗号資産」以外のトークンも含めた地域活性化という観点から「暗号資産」を活用するユースケースについて、具体的な構想を基に解説しています。(3)「暗号資産」に係るユースケースの創出に向けた取組み
当協会が継続的に社会的に有用な「暗号資産」のユースケースの創出を支援するために、会員企業等が持つ知見等のリソースを活用しながら、プロジェクトの募集やプロジェクトチームの組成を含めた推進体制を構築します。
関連リンク
「暗号資産」のユースケースに係るディスカッションペーパー中間報告書(PDF)
参考:JCBA
(images:iStock/Rawpixel)