ユニスワップ「Uniswap v3」がメインネットローンチ
分散型金融プラットフォームのユニスワップ(Uniswap)の新バージョン「Uniswap v3」が5月6日にメインネットローンチした。
「Uniswap v3」の概略としては、大きく分けて「1.マーケットメーカ(LP)がトークンプールのために提供する流動性の価格幅を決定できる仕様にすること」、「2.マーケットメーカが背負うリスクに応じて報酬割合を変化する仕様にすること」の2つが「Uniswap v3」の紹介ブログで説明されている。
「Uniswap v3」について、同ブログでは「Uniswap v3は、これまでで最も強力なバージョンのプロトコルであり、Concentrated Liquidityにより、流動性プロバイダーにはこれまでにない資本効率、トレーダーにはより良い執行、そして分散型金融の中心となる優れたインフラを提供します」と説明されている。Concentrated Liquidityは、マーケットメーカーの報酬割合が0.05%、0.30%、1.00%という3つの手数料から選択されるようになり、流動性提供の柔軟性と効率性を高める概念である。
なお現在のところプロトコルに関するバグは発見されていないが、今後みつかる可能性があり、現状完璧な状態を保証しているわけではないともブログで説明されている。
参考:ユニスワップ
(images:iStock/Andrei-Filippov・artacet)