【取材】Dev Protocolがスイスツーク州に新会社設立(代表取締役社長 原 麻由美)

日本発のDeFiプロトコル「Dev Protocol」を開発するフレームダブルオー株式会社がクリプトバレーとして知られるスイス ツーク州を拠点に、新会社「Dev Null AG」を設立したことを発表した。

「Dev Null AG」はフレームダブルオー株式会社の100%子会社で、経営陣にはCEO 原 麻由美氏、CTO Aggre氏、COO 宮本麻利子氏、取締役Eelco Fiole氏が就任している。

あわせて、取締役にTezos財団CFOや多くの著名プロジェクトのコンサルタントを務めたEelco Fiole(エルコ・フィオール)氏を迎えいれたことも発表されている。

新会社「Dev Null AG」では新たな経営体制の下、プロトコルのガバナンスを強化するとともに、DAO(自律分散型組織)の実現への展開を加速していくとのことだ。

エルコ・フィオール氏は「「Dev Null の取締役として参加できたことにこの上ない喜びを感じています。次世代のレベルのブロックチェーンイノベーションとOSSプロジェクトのトークン化を支援するDev Protocol は、それらを2020年に見事にローンチしており、プロジェクト数は既に1600以上あります。

Dev Nullは有望なブロックチェーン起業家のために新たな金融の可能性を開くと共に、完全に新しい分野の代替投資機会を提供します」とコメントしている。

あたらしい経済編集部はフレームダブルオー株式会社代表取締役社長の原 麻由美氏に取材を行った。

フレームダブルオー代表取締役社長の原 麻由美氏に取材

-新会社の拠点をスイスツークにした理由を教えていただけますか?

フレームダブルオーの拠点を新たにスイスのツークにした理由は5つありますので、箇条書きにて説明させてください。

1.クリプトに関する規制がすでに整っていること。

2.行政レベルでのクリプトフレンドリーな姿勢(ちなみに資本金はETHで支払いました。)

3.クリプトに関して世界最高レベルの弁護士ファームの存在 。

4.クリプトバレーでビジネスすることのネットワーク効果。

5.スイス人のライフワークバランスを重視する温厚な姿勢が日本人にも通じると共感したため。

このように5つの理由から、クリプトバレーであるスイスと、クリエイター大国日本の両方の良さを生かしてクリエイターエコノミーの価値向上に更に取り組みたいと考えています。

(images:iStocks/simpson33)

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

Sponsored