ドイツテレコムがCeloに投資
ドイツの通信事業者であるドイツテレコムが、オープンソースのブロックチェーンエコシステムであるCeloのネイティブトークンを大量購入したことを4月20日に発表した。なお購入数量については明かされていない。
また今回の発表によると、ドイツテレコムの子会社であるT-Systems MMSはOpen Telekom Cloud(OTC)を利用し、Celoの検証ツールになるという。
さらにドイツテレコムはSMS APIを開き、検証者がサービスを使用して確認テキストメッセージを送信できるようにするとのこと。CeloプラットフォームでSMSプロバイダーの多様性を高めると、分散型電話検証プロトコルのセキュリティと信頼性の両方が上がる。これはCeloブロックチェーンを使いやすくするために大事な役割となる。
なおドイツテレコムはCeloネットワークに参加した初の通信事業者になるとのこと。
Celoの共同創設者であるレネ・レインズバーグ(Rene Reinsberg)氏は「Celoの所有とモバイルファーストプラットフォーム上での構築の強力な組み合わせは、デジタル資産のマスマーケットでの採用を加速し、世界中のスマートフォンユーザーに安全で費用効率の高い支払いを可能にします。」とコメントしている。
またドイツテレコムの取締役でT-SystemsのCEOであるアデルアルサレ(Adel Al-Saleh)氏は「Celoへの投資とT-Systemsが運営するインフラストラクチャを組み合わせることで、当社は戦略的にパブリックブロックチェーンネットワークに参加することができます。 Celoネットワーク上でのユーザーのオンボーディングとユースケース開発を促進しながら、投資と独自のクラウドインフラストラクチャでCeloネットワークを保護することができます」とコメントしている。
参考:ドイツテレコム
(images:iStock/BadBrother)