現代アートグローバルプラットフォームのTRiCERA(トライセラ)、ZoraおよびCurvegridと提携
グローバルアートマーケットプレイス TRiCERA ART(トライセラアート)を運営する株式会社TRiCERAが、ブロックチェーンソフトウェア企業であるCurvegrid社、 NFTマーケットプレイスを運営するZoraと技術パートナーシップを締結したことを4月16日発表した。このパートナーシップ締結によりTRiCERA ARTにNFTの取引機能を統合する。これによりTRiCERAはアーティストの利益を最大化する市場構造を創出していくとのこと。
NFTの取引機能を実装することで、TRiCERAと提携している約100名のデジタルアーティストのアートが暗号資産(仮想通貨)で購入可能になるとのこと。
またアーティストの権利保護における取り組みとして、TRiCERAによるトークンの発行及び管理が行われアーティスト・ユーザー双方に対して権利の明確化、そして作品に対しての真贋を保証するとのことだ。
なおNFT取引機能については5月上旬にリリース予定とのこと。
TRiCERAはリリースにて「乱立するマーケットプレイスにおいてデジタルアートを含む様々なデジタルデータを制作者に無許可でNFT化し、販売されるということが起きています。そのため、ブロックチェーン上で公開されていても作品制作者の真贋を見極める事が困難になる可能性があります。これらの課題に対して、TRiCERAはアーティストとユーザー双方の権利を保護し、取引を証明する信用機関としてNFTデジタルアーティストとユーザーの取引の信頼性を担保することに取り組んで参ります」と述べている。
編集部のコメント
TRiCERAは昨年9月にブロックチェーンの技術を用いてアート作品の流通を支えるインフラ「Startrail」および「Startrail」に接続するサービス「Startbahn Cert.」の構築を展開するスタートバーン株式会社と提携をしている企業です。
またZoraはNFTマーケットプレイスを運営する企業で、暗号資産(仮想通貨)に特化したベンチャーキャピタルのパラディグム(Paradigm)やコインベースからも出資を受けています。
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参考:TRiCERA
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
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(images:iStocks/shilh)