シードVC「NOW」が最大100億円規模の2号ファンド設立、ブロックチェーン領域への投資も検討

シードVC「NOW」が最大100億円規模の2号ファンド設立

シード向けベンチャーキャピタル「NOW」が「Founder Foundry 2号投資事業有限責任組合」の設立を4月16日発表した。

「Founder Foundry 2号投資事業有限責任組合」の運営期間は10年。無限責任組合員はFounder Foundry有限責任事業組合が務め、運営会社であるNOWと同社共同代表を務める家入一真氏と梶谷亮介氏がこのファンドの組合員となる。

「Founder Foundry 2号投資事業有限責任組合」に出資したのは新生銀行、SMBC日興証券、グリー、FFGベンチャー投資事業有限責任組合第2号、GMOインターネット、東海東京インベストメント、松井証券、K&Pアセット・マネジメント、ベクトル、個人として金子好之氏、窪田剛氏。

投資先領域については1号ファンドと同じくSaaS、DX、SNS、D2C、ブロックチェーン、EC、AR/VR、SDGsなど、B2B、B2C問わずオールジャンルで活動を実施するようだ。

1号ファンドはブロックチェーン領域の企業の投資先として、ブロックチェーンアプリケーションの開発フレームワークなどを提供するCryptoeconomics Labが明らかになっている。

株式会社新生銀行ベンチャービジネス部上席営業推進役 加藤裕氏は「NOW様は、1号ファンドを通じて70社を超える投資を行い、次世代を担うスタートアップの創出や育成に心血を注いでこられました。新生銀行グループも社会的にポジティブなインパクトを生むスタートアップの支援に積極的に取り組んでおり、1号ファンドに続き2号ファンドへの出資を通じてNOW様と連携し、ベンチャーエコシステムの発展および新産業分野の創出に貢献していきます」とコメントしている。

SMBC日興証券株式会社投資開発部長 折田中氏は「家入代表の起業時における『苦しい時にこういうサポートがあれば良かった』という原体験から、起業家を継続サポートしたいという想いを持つNOW様に今回新たに賛同することができ、大変嬉しく思います。

また、梶谷代表は、非常に志も高く深い知見をお持ちであると考えており、我々としても今後幅広く支援を行っていければ幸いです。2号ファンド組成によって、更なる業界全体の発展・向上を推進できるものと期待しております」とコメントしている。

グリー株式会社代表取締役会長兼社長 田中良和氏は「グリーでは継続的にスタートアップ企業への支援・投資を行っています。社会が大きく変化している今、スタートアップとのネットワークをより強化すべく、2号ファンドへ出資させていただくことにしました。

豊富な投資経験と幅広い起業家コミュニティをもつ家入さん、梶谷さんをはじめとするNOWの皆さんと一緒に、若い起業家の支援ができることを嬉しく思います」とコメントしている。

株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ代表取締役 福田知氏は「複数の有望なスタートアップへの協調投資をはじめ、NOW様には弊社の投資活動に対して非常に密に連携して頂いており、心より感謝しております。

1号ファンドに続いて2号ファンドへも出資させて頂き、NOW様との連携を更に深めることで、福岡・九州のスタートアップエコシステムの発展や地域経済の活性化に貢献して参ります」とコメントしている。

GMOインターネット株式会社代表取締役会長兼社長グループ代表 熊谷正寿氏は「熱意ある起業家が新しい価値を創造し、『笑顔』『感動』を生み出していくことを応援したく、出資させていただきました。

家入さん、梶谷さんが率いられるNOWの理念に共感して集まるスタートアップが大きく成長されることを、確信しつつ、心より期待しています」とコメントしている。

東海東京インベストメント株式会社代表取締役 寺門一彦氏は「これまで数多くのスタートアップをご支援されてきた家入様と梶谷様が新たに立ち上げられましたNOWの取り組みに、私ども東海東京グループが関わらせていただくことを大変光栄に存じます。ここからグローバルにご活躍される起業家が次々と輩出されることを心より期待しております」とコメントしている。

・松井証券株式会社事業法人部長 峠田栄治氏は「Founder Foundry 2号ファンドへ関わらせていただき光栄に存じます。スタートアップ企業にとって、家入さんや梶谷さんをはじめ、アドバイザリーメンバーの先輩経営者の知見、意見を得られることは、事業をスタートさせるために非常に役に立つことと思います。

松井証券も微力ながらその一助となれば幸いです」とコメントしている。 ・K&Pアセット・マネジメント合同会社代表社員 山田広太郎氏は「NOWには1号ファンドから出資させていただいておりますが、シード投資領域においてハイクオリティな投資先ときめ細やかなフォローを実践されているイケてるVCであると思います。また、共同代表の梶谷さんはNOW立ち上げの遥か前から存じていますが、友人として刺激を受け続けている存在です。2号ファンドでの更なる成功を期待しています」とコメントしている。

株式会社ベクトル 創業者取締役会長 西江肇司氏は「NOW2号ファンドは、『Next One for the World.』のとおり、まさに次世代を担う起業家の創出と育成を通じて、新しい世界を創ることができるものと僕は確信しています。このファンドに出資するとともに、出資先の有望なビジネスの成長を支援し、新しい社会を作ることのお手伝いをしていきたいと考えています」とコメントしている。

個人投資家 金子好之氏は「NOW1号ファンドから出資させていただき、引き続き2号ファンドへの出資もさせて頂く事になりました。投資関連の仕事をする上で、数々の未来あるスタートアップ企業を知る事ができ、そしてNOWの皆さんと応援できる事を光栄に思います」とコメントしている。

個人投資家 窪田剛氏は「1号ファンドから出資させていただいております。NOWを通して未来を担うスタートアップ企業の支援ができることをうれしく思っています。尊敬する経営者でもある家入さんやNOWの今後の活躍と成功を願っています」とコメントしている。

参考:プレスリリース

(images:iStocks/pgraphis・BadBrother)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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