バイナンス、コインベース株式トークン提供を発表
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、日本時間で今夜11時30分にナスダックに上場する米国大手暗号資産取引所コインベースの株式トークンを取り扱うことを4月14日発表した。
バイナンスが株式をトークン化して販売する「Binance Stock Tokens」の第一弾は米テスラ(Tesla Inc.)の株式をトークン化ということが12日に発表されたばかりだが、その第二弾としてコインベース株のトークン「Coinbase Stock Token(COIN)」を扱う予定とのことだ。「Coinbase Stock Token(COIN)」はCOIN/BUSDの取引ペアで取引可能となる予定だ。なお取り扱いの開始日時は現状発表されていない。
このバイナンスが提供する株式トークンは、トークン1単位が該当株式1株に相当する。株式トークンの価値は実際の株式に裏付けられているため、株式トークンの価格は実際の株式と連動して変化する仕組みだ。バイナンスは株式トークンの価値を担保するために、ドイツの規制された資産管理会社であるCMエクイティー株式会社(CM-Equity AG)に委託し株式の管理を行っている。
株式トークンの保有者は実際の株式と同様に配当やその他の利益を受け取ることができる。ただし株式トークン自体は法的権利を持たないため、議決権や株主総会に出席する権利などは得られない。
なお株式トークンを用いて取引を行うことによるユーザーへのメリットとしては、取引の最小単位が0.01トークン(=0.01株)であるため高額な株式でも手軽に購入できること、手数料無料で株式取引できることなどが挙げられている。