ニューヨーク証券取引所、上場企業のファースト・トレードを記録したNFT発行
ニューヨーク証券取引所(NYSE)が、同取引所に上場した企業のファースト・トレードを記録した記念NFTを発行したことを4月12日に発表した。
NYSEの社長であるステイシー・カニンガム(Stacey Cunningham)氏の投稿によると、NYSEでは上場した企業の最初のトレードを祝う慣習があり、その瞬間を記録する新たな方法としてNFTを採用したとのこと。
通常、企業がNYSEに上場すると、その企業の株式の取引が開始された瞬間に莫大な数の注文が送信され、その中からたった一つの注文がファースト・トレードとして記録される。NYSEが発行したNFTである「NYSE・ファースト・トレード・NFT(NYSE First Trade NFT)」は、企業が公開会社になる瞬間という、企業の歴史における重要なイベントを記念するものになっているとのこと。
NYSEは「NYSE・ファースト・トレード・NFT」の第1弾として、初の直接上場を果たしたスポティファイ(Spotify)をはじめ、スノーフレーク(Snowflake)、ユニティー(Unity)、ドアダッシュ(DoorDash)、ロブロックス(Roblox)、クーパン(Coupang)の6社のNFTを発行したとのことだ。
参考:NYSE・ Introducing NYSE NFTs
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(images:iStock/pgraphis)