バイナンスがテスラの株式トークンの取引サービスを提供開始

バイナンスがテスラの株式トークンの取引サービスを提供開始

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が株式トークンの取引を開始することを4月12日に発表した。株式トークンの第1弾として、米テスラ(Tesla Inc.)の株式をトークン化する。

バイナンスが提供する株式トークンは、トークン1単位が該当株式1株に相当する。株式トークンの価値は実際の株式に裏付けられているため、株式トークンの価格は実際の株式と連動して変化するとのこと。バイナンスは株式トークンの価値を担保するために、ドイツの規制された資産管理会社であるCMエクイティー株式会社(CM-Equity AG)に委託し株式の管理を行っているとのことだ。

株式トークンの保有者は実際の株式と同様に配当やその他の利益を受け取ることができる。ただし株式トークン自体は法的権利を持たないため、議決権や株主総会に出席する権利などは得られないとのことだ。

株式トークンを用いて取引を行うことによるユーザーへのメリットとしては、取引の最小単位が0.01トークン(=0.01株)であるため高額な株式でも手軽に購入できること、手数料無料で株式取引できることなどが挙げられている。

テスラの株式トークンは4月12日より米ドルペッグのステーブルコインBUSDとペアで取引が開始されている。株式トークンの取引時間はテスラが上場しているナスダック(Nasdaq)と同様の9:30から16:00(いずれも東部標準時)となっている。

なおバイナンスで株式トークンの取引を行うためには顔認証を含む本人確認を行う必要があるとのこと。さらに中国本土やトルコ、アメリカなどの規制された地域のユーザーは株式トークンの取引を行うことができないとのことだ。

参考:Binance

(images:iStock/)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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