村上隆氏、NFTアート販売の延期と再検討を発表
現代美術作家の村上隆氏が、自身のNFTアート作品の販売を延期及び再検討することを4月11日発表した。これにより一旦出品は取り下げ、再度議論と準備を行うとのことだ。
村上氏は延期・再検討の理由を、NFTの長所を生かしたコレクター/オーナーの利便性、作品所有の満足度や安心感を最大化するためと説明し、今後は「作品のコンセプトを踏まえ、ERC721や1155のメリットとデメリットを考慮した選択」「独自のスマートコントラクトの要否」「独自ストアフロント構築の要否」「IPFSの要否」などのテーマに対して慎重な検討と議論を重ねたうえで、より最適な形式でNFTを提供するとのことだ。
村上氏は「すでに入札をしてくださっていた方々には誠に申し訳ないのですが、より便利に楽しく安心して私のNFT作品を楽しんで頂く為にも、今回の取り下げをご理解頂けますと幸いです」とし、 「私としましてはこれまでの準備と議論により、NFTの持つ大きな可能性について確信を持つことが出来ましたので、改めてワクワクしてNFTデジタルアートに取り組みたいと考えております。今後ともどうぞよろしくお願い致します」と今回の発表を締めくくっている。
村上氏は自身のNFTアートをマーケットプレイス「OpenSea」にて出品し、4月7日よりオークションを開始していた。
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(images:iStock/)