クラーケンが22年に直接上場を検討、ジェシー・パウエルCEOが言及
米サンフランシスコ州に拠点を置く暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が2022年に株式上場の検討をしていることが明らかになった。このことは米ニュースメディアCNBCがクラーケンのCEOであるジェシー・パウエル(Jesse Powell)氏にインタビューを行い4月8日に報じた内容だ。
報道によるとパウエル氏はCNBCに対し、4月14日に上場が決まっている暗号資産取引所コインベース(Coinbase)と同じ上場手法である、新規株式を発行せずに上場するダイレクト・リスティング(直接上場)を検討していることや、上場の検討に至ったのがビットコインなどの暗号資産の高騰により取引量とユーザーが増加したことが要因であることを明かしている。
パウエル氏は「第1四半期は去年の全てを完全に吹き飛ばしてしまいました。2月末には昨年の数字を上回りました。市場全体が本当に爆発したのです」と述べたとのこと。CNBCによるとクラーケンは、今年の第1四半期には2020年の下半期に比べて4倍の新規ユーザーがプラットフォームに登録しており、第1四半期のスポット取引量は昨年全体の1.5倍となり、取引額は1,600億ドルに達したとのこと。
その他インタビューでパウエル氏は、NFTが台頭してきたことがイーサリアムなどのアルトコインへの熱狂的な関心につながったとし、またGAS代高騰によりFlowやfilecoinなどにも注目が集まっていると述べたとのことだ。
参考:CNBC
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