NFTソリューションImmutable X Alpha、メインネットローンチ
オーストラリアImmutable開発のNFTソリューション「Immutable X Alpha」が、メインネットにローンチした。
現在はAlpha版で、メインネット上にてImmutable開発のNFTゲーム「Gods Unchained」のユーザーだけが利用できるマーケットプレイスが開設された。
このユーザーは「Immutable X Alpha」を利用して、カードの取引や購入ができるようになった。
Immutableはレイヤー2スケーリングソリューションである「Immutable X」を通じて、開発者と消費者にシームレスなUXを提供していく。
さらに、ガス代フリーでNFTのミントと取引、セルフカストディを提供することで、NFT領域の中心的なソリューションとなることを目指している。
また「Immutable X」は、イーサリアムで消費したガス代・電気代を相殺するためにカーボンクレジットを購入することで、プロトコル上のNFT活動が完全にカーボンニュートラルであることを保証している。
つまり「Immutable X」はプロトコル上で発生させた二酸化炭素排出量を埋め合わせるためにカーボン・クレジットを購入し、プロトコル発生分と購入分の排出量相当を相殺し、全体としての二酸化炭素排出量は減少させる狙いがある。
Immutableの創業者であるロビー・ファーガーソン(Robbie Ferguson)氏は「本日のImmutable X Alphaのリリースにより、あらゆるNFTがEthereum上で完全にガスフリーで取引、獲得、共有、ゲーム、収集できるようになりました。
Immutable X が登場する前、開発者にはいくつかの選択肢がありました。イーサリアムのエコシステムやセキュリティには及ばないものの、より高いスケーラビリティを提供する他のブロックチェーンに移行するか、サイドチェーンを利用するかなどです。
どちらもセキュリティとカストディを優先したい開発者にとっては、実行可能な選択肢ではありませんでした」とコメントしている。
そしてImmutableは「Immutable X」の今後の展開も説明している。
展開のフェーズは「1.DEUS、2.COSMOS、3.MULTIVERSE、4.METAVERSE、5.UTOPIA」の5フェーズある。
DEUSでは「Gods Unchained」のユーザーが利用できるサービスを提供される。
COSMOSでは「Immutable X」が他のすべての取引所やdappsで利用できるようになる。
MULTIVERSEでは、取引所での利用の成功、拡大、最適化、スケーラビリティのための重要な機能を開始される予定。
METAVERSEでは「Immutable X」の開発者やトレーダーのUXを大幅に向上させる予定。NFTのAMMも実装予定。
UTOPIAでは「Immutable X」がユートピアに向けて前進し、様々な世界でが取引可能な状態になる。
ロビー・ファーガーソン(Robbie Ferguson)氏はUTOPIAについて「完全なデジタル経済への移行が急速に進んでいます。UTOPIAで、Immutableは、物理的な資産に関するビジョンを発表します。
例えば、不動産やダイヤモンドのようなユニークな資源などの物理的資産をタイトルをどのように扱うのかについてです。NFTによるデジタルオーナーシップは、まだ始まったばかりです」と説明している。
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(images:iStocks/Vit_Mar)