コインシェアーズ、ライトコインのETP発表
英大手デジタル資産投資会社のCoinShares(コインシェアーズ)が暗号資産ライトコイン(LTC)のETP(上場投資商品)販売開始を4月6日発表した。
コインシェアーズでは既にビットコインとイーサリアムのETPを提供しており、今回提供開始する「CoinShares Physical Litecoin(LITE)」は3番目の暗号資産ETPとなる。なおリリースによるとコインシェアーズのプラットフォームでは現在40億ドル以上の資産を運用しており、そのうち約3分の2がビットコインのエクスポージャーであるとのことだ(エクスポージャーとは、投資家や企業が持つ金融資産の中で、市場の価格変動のリスクにさらされている資産の割合のこと)。
LITEは1ユニットが0.2LTCに裏付けされており、投資家はライトコインと連動したパッシブ・エクスポージャーを得られる。なお取引はスイスの証券取引所SIXで行われるとのことだ。
編集部のコメント
「パッシブ運用」とは、運用目標とされる平均株価やTOPIXなどの指標に連動する運用成果を目指す運用手法のことです。一方、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法のことを「アクティブ運用」といいます。
またETFは米証券取引委員会(SEC)や集団投資スキーム法(CISA)の規制対象となっていますが、ETPは現状SECの規制には該当しておらず、ETFより取り扱いのハードルが低い金融商品です。 SIXではポルカドット、リップル、テゾスに関するETPの取引も行われています。
参考:プレスリリース
(images:iStock/inkoly・incohre)