【取材追記】メルカリが仮想通貨取引所事業参入か、子会社メルコインを4月末に設立し交換業者の新規登録申請予定(メルカリ広報担当者)

子会社メルコインを4月末に設立し交換業者の新規登録申請予定

メルカリが暗号資産やブロックチェーン事業関連子会社の株式会社メルコイン(メルコイン)を設立することを発表した。事業開始は2021年度中予定で、会社設立は4月末の予定となっている。

株式会社メルカリの100%子会社で、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行っていく。資本金は5,000万円。

今後メルコインは、暗号資産交換業者の新規登録申請を行う予定とのことだ。

リリースにて「新会社を設立し、暗号資産事業に取り組むことで、「メルカリ」においては、売上 金のビットコインでの受取り機能の提供や、「メルペイ」においても決済・送金機能の提供に留まらず、与信、暗号資産・資産運用の機能を一つのウォレットで提供していく等、より簡単 に金融サービスを利用できる環境を構築してまいります。

また、価値交換を実現するブロックチェーンの技術に取り組むことで、NFT等、これまでのモノ・お金に限らず、サービスやデジタルコンテンツなどのあらゆる価 値を誰もが簡単に交換できる新しい取引の形を創出し、さらなる顧客体験の向上や顧客基盤の 拡大に繋げていく考えです。 メルカリは、メルコインにおける新たな挑戦を通じて、メルカリグループの新たな柱となりうる事業の企画・開発を目指してまいります」と説明されている。

(追記:4月2日22時10分)

あたらしい経済編集部はメルカリ広報担当者へ取材を行った。

メルカリ広報担当者へ取材

-既存のメルカリ・メルペイと暗号資産/ブロックチェーン領域のシナジーはどのような点に感じていますでしょうか。

広報担当者:「メルカリ」でモノのマーケットプレイスを創り、ここ数年「 メルペイ」というお金の機能を追加することで、 お客さまの体験を広げてきました。

メルカリグループに価値交換を実現するブロックチェーンの技術を 取り込んでいくことで、 将来的にはサービスやデジタルコンテンツ等、これまでのモノ・ お金に限らず、 あらゆる価値を誰もが簡単に交換できる新たな顧客体験を創出でき ると考えていますし、メルカリのミッションである「 新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」 の実現に近づくと思っています。

また、「メルペイ」においては、決済・ 送金機能の提供に留まらず、与信、暗号資産・ 資産運用の機能を一つのウォレットで提供していく等、 より簡単に金融サービスを利用できる環境を構築することができる と考えています。

-決済通貨としての独自ステーブルコインについて、 どのように考えていますか。

広報担当者:まず、メルコインにおいては、 既存暗号資産の取り扱いを進めていき、 現時点では独自ステーブルコインを発行していくということではありません。

独自ステーブルコインを含め、暗号資産/ ブロックチェーン領域に大きな可能性があると考えており、 今後のサービスの企画・ 開発においてさまざまな検討をしていきたいと考えています。

参考:メルカリ

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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