gumi国光宏尚氏、アルけんすう氏も応援、群青ちきん氏デジタルアートNFTが「OpenSea」でオークション開始

群青ちきん氏デジタルアートNFT、 OpenSeaにてNFTオークション開始へ

クリエイター群青ちきん氏が遺伝的アルゴリズムで製作した新世代のデジタルアート「Ecchi Pics: the First 10000 Generations」をNFTマーケットプレイスOpenSeaにてオークションを開始した。オークションは4⽉1⽇ 18:00より開始しており、終了時間は4月15日23:59の予定だ。

群青ちきん氏はサイト「ゲーミングチャーハン」の運営者であり、ブラウザで遊べるゲーム「密ですゲーム」を制作し話題となった人物でもある。

遺伝的アルゴリズムとは、生物群の淘汰を問題解決法に見立てて解を探る手法だ。その手法はデータを持つ個体を複数用意し、その中で「適応度」が高い個体が生存して、自らのデータを遺伝子としてその遺伝子を持つ子孫を産み出していくというもの。そのように世代交代を経ていくと、個体の遺伝子が洗練されていき、最終的には目標に限りなく合致したデータの生き残りが期待されるという。

Open Sea 「Ecchi Pics: the First 10000 Generations」

群青ちきん氏は、この作品を作成した動機について「本プロジェクトは、たしかに遺伝子アルゴリズムを活用して、みんなの手でエッチな画像を作るという、一見不純な動機かもしれません。

しかし、実際に、100万人の人がプロジェクトに参加して、2,000万回の投票を得て完成した作品です。 過去には、人間のヌードは、数多くの芸術家によって作られてきました。それらのものは芸術的価値も高く、人間が持つ創造性の素晴らしさが発揮されています。

本プロジェクトでは、参加者を多くするために『エッチな画像を作る』という言い方をしていましたが、ヌードは決していやらしいものではなく、人間が持つ普遍的な美の意識に訴えかける、高い芸術性を持つモチーフだと考えています。本作品は、デジタルの時代になったことで、100万人の人が、それぞれ平等な作業のみをすることで、一つのヌード作品を創るという、世界で初めてのアート作品です。

これから先、多くの人が関与したデジタルでのヌード作品は多く出ると思いますが、その最初のエポックメイキングな作品として、芸術的価値があるのではないかと自負しています」とコメントしている。

なお群青ちきん氏がNFTアートを販売するにあたり、インターネット領域での各著名人が応援のメッセージが届けている。

各著名人のメッセージ

アル株式会社の代表取締役CEOである、けんすう氏は「インターネットの力で多くの人の力を使って、新たな作品を創るという行為が、とてもインターネット的でおもしろいと思ってみていました!それぞれの人ができるのは、2つの中から選ぶだけ、という制限の中でも、これだけのものができあがる、という点に人類の底力を感じました。新たなアートの可能性を感じています」とコメントしている。

株式会社gumiの取締役会長である國光宏尚氏は「まず、単純に面白い!これまでアート制作は個人か少数で取り組むものでしたが、それがインターネットをつかって、100万人以上の人の手で、しかも遺伝的アルゴリズムというアートとかけ離れた手法、そしてエッチな画像というテーマ、面白くないわけがない!w今回、これをNFTで売り出すという事で、この先アートの分野でどう受け入れられていくかも非常に楽しみなところです。ぜひ次世代デジタルアートとしての地位を築いていって欲しいと思います!」とコメントしている。

ライターよっぴー氏は「オナホからVRエロ動画まで『エロスと技術』はDNAの2重らせん構造のように互いに影響を及ぼしつつ進化を続けてきたのは自明です。その到達点である『人類以外が描いた初めてのエロ絵』は人類史におけるマイルストーンたりえる作品である事に疑いの余地はなく、6兆円ぐらいの価値があると思います」とコメントしている。

動画投稿者アルティメット・ハイ氏は「38億年前、地球上に原初の生命が誕生しました。無数に繰り返される選択と淘汰。そうやって今現在の生命群へと発展してきました。『遺伝的アルゴリズムで最高にエッチな画像を作ろう!』も同じです。何の意味も持たないモザイク状のカオスから、 『2つの画像の、エッチだと思う方を選択してください』という、 気軽な単純作業に私も含め何万人ものユーザーが熱中するさまは、 一種の社会実験の様相を孕む、まさに現代アート。最終的には100万人の選択作業によってより優位(エッチ)に、より生命らしく、 素晴らしい女体を形成するに至りました。 まさに生命誕生を再生産しているかのような制作工程です。 『性』とは命を生み出す原動力なんだなって感動すら思えました。約1ヶ月間の営みは、まるでリアルタイムで創世記を見せられているような、 果てしない生命へのロマンと100万人分の価値を感じさせる紛れもない『デジタルアート』です」とコメントしている。

WEBライターかまど氏は「インターネットのエロ坊主たち総出でスケベなこっくりさんをやってると思ったら、それが現代アートになるとは思ってもみませんでした。僕も十円玉に指を乗せていてよかったなと思います。R-18の閾値に挑戦した群青ちきんさんに心より敬意を表します。次は進化生物学に新たな知見を与えた事例として論文になって欲しいです」とコメントしている。

漫画家の天原氏は「創性器はじめに神はおっぱいらしき丸を創造された。神は『乳首あれ』と言われた。すると乳首があった。神はその乳首を見てヨシとされた。多数のネットのスケベ達が大集合し小規模ながら神の真似事を果たした結果生まれでた遺伝的アルゴリズムちゃん思い通りにお腹やおへそやお尻が出来ていく過程も楽しく赤毛になったりネコミミが生えたり無くなったりと思いもよらぬ進化を遂げるのもまた楽しい人々のスケベな祈りと念が生命を形作っていくという奇跡を実体験できた貴重な時間でしたねこのような実験は今後も繰り返されAIも人々のスケベな選択を無限に学習しさらなる成長を遂げそして願わくば人工知能が最初に目覚める自我はスケベであらんことを」とコメントしている。

あたらしい経済の特集「NFT大解剖」

特集「NFT大解剖」

(images:iStocks/comzeal

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あたらしい経済 編集部

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