ゴールドマンサックスがビットコインを含めた金融商品を2021年第2四半期に提供開始か
ゴールドマン・サックスがビットコインやその他のデジタル資産を対象とした初の投資商品を、同社のプライベート・ウェルス・マネジメント・グループの顧客へ2021年第2四半期中に提供開始するとCNBCが報道した。
ゴールドマンサックスのプライベート・ウェルス・マネジメント部門のデジタル資産グローバルヘッドのメアリー・リッチ氏は「私たちは、プライベートウェルスの顧客に、エコシステムへの思慮深く適切なアクセスを提供する方法を検討するために、ゴールドマンサックス全体のチームと緊密に協力しており、これは近いうちに提供できると期待しています。
ゴールドマンサックスは、最終的には、ビットコインやデジタル資産へのフルスペクトラムの投資を提供することを検討しており、それが現物ビットコインであれ、デリバティブであれ、伝統的な投資手段であれ、なんでもです」とCNBCの取材に答えている。
またメアリー・リッチ氏は「この資産をインフレに対するヘッジとして期待する顧客がおり、過去1年間のマクロ的な背景がそれに拍車をかけました。またある意味では新しいインターネットの幕開けを感じ、この分野に参加する方法を探しているお客様も大勢いらっしゃいます」と答えている。
さらにメアリー・リッチ氏は「ビットコインなどのエコシステムはまだ始まったばかりで、どのように進化していくのか、どのような形になるのかは誰にもわかりません。
しかし、このエコシステムが私たちの未来の一部になると考えることは、かなり確かなことだと思います」と答えた。
編集部のコメント
またCNBCの記事で、暗号資産会社Galaxy DigitalのCEO兼創業者であるマイク・ノボグラッツ氏は「ビットコインの時価総額や取引量は、1年ほど前までは大手金融機関が関与するほどの規模ではなかったです」と答えています。
つまり2020年から2021年にかけて、ビットコインなどデジタル資産に対する市場変化が著しく大きかったのだと考えられます。
参考:cnbc
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
(images:iStokcs/LongQuattro・Abscent84)