2021年末に1BTCはランボルギーニ1台分になるか
クラーケン(Kraken)創業者兼CEOのジェシー・パウエル氏がBloomBerg TVへ出演した。ジェシー・パウエル氏は司会者からクラーケンのIPO、ビットコイン、その他アルトコインについて聞かれた。クラーケンのIPOは2022年第2Qを予定しているようだ。
ジェシー・パウエル氏は「ビットコインの価格は年末までにどうなるのでしょうか?」という質問に対して「以前私はビットコインの価格は無限大になると言いましたが、そもそも米ドル建てで考えるとビットコインの価値を計算するのが難しくなるようです。
例えば、テスラ建て考えてみるとわかりやすいかもしれないです。現在、1ビットコインは一台のテスラ・モデル3です。おそらく年末までには、1ビットコインは1台のランボルギーニに相当するかもしれません。そして来年末までには、1ビットコインがブガッティ1台分に相当するようになるかもしれないです。
私や仮想通貨コミュニティにとって、米ドルより高級車という資産の方がビットコインの価値を図る上で便利です。なぜなら米ドルが今後どうなるかわからないからです。1年後、今より10倍の米ドルが発行されているかもしれないです」と答えた。
また「アルトコインに関してはどのように考えていますか?」という質問に対して、ジェシー・パウエル氏は「アルトコイン全ての今後について推測することは難しいですが、イーサリアムは新たなイーサリアムのブロックチェーンに移行する過程にあります。
これはプルーフ・オブ・ステーク(PoS)のチェーンで、イーサリアム2.0と呼ばれます。この過程において、イーサリアム1.0のコインをバーンして、数年間ロックアップすることになります。
この結果、イーサリアムの供給量は制限される事になるでしょう。また、イーサリアム上には数多くのプロジェクトが誕生していて、最近話題のNFTブームもイーサリアムの利用を促進しています。予測することは難しいが、年末までに2,000ドルを突破するかもしれないです。
もう1つの注目コインは、次世代イーサリアムと呼び声が高いポルカドットです。ポルカドットのネットワーク上にも多くのトークンが立ち上げられていて、これまでイーサリアムで展開されてきた多くのプロジェクトが、より取引手数料の安いポルカドットに移行する可能性があるとみています」と答えている。
参考:Bloomberg
(images:iStocks/4×6・LongQuattro・Serhii-Yakovliev)