テンダーミントがコスモス関連プロジェクトへ投資を行うファンド立ち上げ
コスモス(Cosmos)ネットワークの開発を行う米ソフトウェア企業テンダーミント(Tendermint)が、コスモスエコシステムに関わるプロジェクトに対して投資を行う22億円(2,000万ドル)規模のファンド「テンダーミント・ベンチャーズ(Tendermint Ventures)」の立ち上げを3月29日に発表した。
テンダーミントによると、コスモスのネットワークアップグレード「スターゲート(Stargate)」の成功により、IBC(Inter-Blockchain Communication)と呼ばれる通信プロトコルが実装され、コスモスネットワークに存在する異なるブロックチェーン間でトークンの送信が可能になったため、このタイミングで今後のコスモスのさらなる発展を期待してファンドを立ち上げたとのこと。
なおテンダーミント・ベンチャーズはブロックチェーンの相互運用性を実現する技術を中心に投資を進めるとのことだ。具体的にはステーキングデリバティブおよび分散型デリバティブの開発、分散型レンディング、分散型ステーブルコイン、オラクル、分散型保険を重点分野として挙げている。
またテンダーミントはファンドの立ち上げと同時に、気候ソリューションの市場を構築するリージェン(Regen)、金融アプリケーションのテラ(Terra)、チェーン間の相互運用性を提供するアイリス(IRIS)、DeFiに焦点を当てたブロックチェーンフレームワークであるティーグレード(Tgrade)への投資を発表した。
参考:Tendermint
(images:iStocks/Abscent84・pgraphis)