DeFiレンディング・プロトコルLiquityが約6億5,000万円調達
分散型レンディングプロトコルのリクイティ(Liquity)が、約6億5,000万円(600万ドル)のシリーズAラウンドの完了を発表した。
Pantera CapitalがシリーズAラウンドを率いた。そしてリクイティはNima Capital、Alameda Research、Greenfield.one社、IOSG、AngelDAO、Tomahawk.VC、1kx、Lemniscapらのファンド、Bo Shen、Meltem Demirors、David Hoffmann、Calvin Liu、George Lambethをはじめとするエンジェル投資家からも投資を受けた。
リクイティは暗号資産担保型ステーブルコインLUSDを設計しており、2021年4月5日にメインネットローンチが予定されている。暗号資産担保型ステーブルコインは、Maker DAOが発行するDAIなどが主流となっている。
リクイティは担保資産の資本効率を高めること、支払利息を減らすことに注視しているプロトコルだ。DAIはイーサ(ETH)などを担保に借入を行うが、Stability Feeと呼ばれる支払利息を払い続ける必要がある。一方でリクウィティは、ユーザーがLUSDを借りる時、償還するときのみに手数料が発生する仕組みとなっている。
今回の投資ラウンドにより、オンチェーンでの借り入れへのアクセスを改善し、金利をなくし、DeFiにおけるガバナンスを最小化するという、リクイティのミッションを継続して追求することができるようになったとのこと。今後チームを拡大し、リクイティのエコシステムを成長させる機会を追求していく予定とのことだ。
参考:The Block
(images:iStocks/RamCreativ・BadBrother)