ブロックチェーンはFlowを採用、Aniqueがデジタルコレクションサービスを立ち上げる「Collection」を提供開始

Aniqueがブロックチェーン・デジタルコレクションサービスを立ち上げる「Collection」を提供開始

Anique(アニーク)株式会社が、開発不要でブロックチェーンベースのデジタルコレクションサービスを立ち上げる「Collection」のベータ版を提供開始したことを3月26日発表した。

Aniqueはブロックチェーン技術を活用し、日本のアニメやマンガ、ゲームのアートワークのデジタル所有権を販売し、世界にひとつだけのコレクションとして保有・売買することを可能にするサービスだ。同サービスではこれまで『進撃の巨人』『serial experiments lain』(シリアルエクスペリメンツレイン)『STEINS;GATE』『魔法使いの嫁』『ロボットガールズ』『七つの大罪』『けものフレンズ』『攻殻機動隊 SAC_2045』など多数の特典付き公認デジタルアートを出品している。このようにAniqueはすでに著名なIPのNFT販売実績のある、版権ビジネスの支援に特化したエンジニアリング企業である。

今回提供開始した「Collection」は、グローバル市場を対象とし、版権・IP(知的財産)を用いたライセンスビジネスを展開するコンテンツホルダー向けに提供するとのことで、同サービスにより、日本のIPが世界中で価値を高め続ける未来に貢献することを目的としているとのこと。

「Collection」ではエンドユーザー向けのデジタルアイテムの販売UIや決済機能、ユーザー同士でのデジタルアイテムの取引、分析ツール、版権ライセンス管理までをオールインワンで提供するとのこと。そしてエンドユーザーはアイテムをコレクションし、自分の3Dギャラリーにアイテムを展示できるとのことだ。

なお「Collection」には、NFTアイテムを発売30分で約2億6,000万円売り上げたカードゲーム「NBA TopShot」にも採用されているFlowブロックチェーンが利用されているとのこと。そのため将来的な外部のマーケットプレイスやスマートコントラクトとの接続も想定した展開が可能であるとのことだ。

「Collection」の特徴は以下(リリース引用)

(1)グローバル市場への展開
市場としてNFTプロダクトが最も盛り上がりを見せている米国を始めとした英語圏を中心に、NetflixやAmazonPrimeVideoなどの動画配信サービスによって、海外でも視聴者数が増えている日本のIPのさらなる価値化と収益化に貢献します。

(2)サービス内マーケットプレイス組み込み・二次流通における手数料も設定可能
エンドユーザー同士でデジタルコレクションの二次流通を行えるマーケットプレイス機能が標準で備わっています。また、二次流通成立時に手数料を取得することが可能です。

(3)法定通貨・ 暗号通貨決済に対応
エンドユーザーは、クレジットカード決済でNFTを購入することができます。また、将来的にはEthereumやFlowなどの暗号通貨での決済機能にも対応予定です。 4 版権ごとの特典を設定可能 デジタルアイテムをただコレクションするだけでなく、版権事業者様がアイテムごとに画像や動画、グッズ特典を設定していただくことで、より収集する価値のあるコレクションをエンドユーザー向けに提供します。

(images:iStocks/Vit_Mar)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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