青山財産ネットワークスがSTO実施に向けハッシュダッシュに出資と報道
不動産コンサルティングを行う株式会社青山財産ネットワークスがSTO(デジタル証券)事業に向け、ブロックチェーン開発企業であるHash DasH Holdings(ハッシュダッシュHD)株式会社へ出資することを日経新聞が3月25日報じた。
ハッシュダッシュHDは、東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社を主要株主にシンガポールのデジタル証券取引所を運営するICHX TECHも出資しているブロックチェーン開発企業である。
報道によると青山財産は今回の出資により、不動産を裏付け資産にしたデジタル証券(セキュリティトークン)を発行し、小口に投資したい個人投資家のニーズを取り込む意向であるという。不動産は小口投資でも500万~1000万円が必要なケースが多く、顧客は富裕層などに限られている。証券をデジタル化することでさらに小口単位に引き下げられる。
なお出資額については「数億円」とされており、初回の案件発行については21年中に行う計画であるとのことだ。
あたらしい経済ではSTOに関する国内動向をまとめた記事を公開しています。セキュリティトークンやSTOに関する解説も行っていますので、是非ご覧ください。
関連記事
セキュリティトークン、STO市場は拡大するか?〜国内各社動向と事例から考察〜
参考:日経新聞
(images:iStocks/primo-piano・yewkeo)